退魔除霊師~ケンシン~ (6)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/07/23 22:19:38
はぁ~。うっとりでございます。
広道さまは、いつ、いらっしゃるのかと、苛々しながら、箒を手に
同じ所をグルグルと掃除しまくっていた時間が嘘のよう……。
凛とした立ち居振る舞い。
流れるような太刀さばき。
無駄のない動きには、性別を越えた美のような物を感じずには
いられません。...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
はぁ~。うっとりでございます。
広道さまは、いつ、いらっしゃるのかと、苛々しながら、箒を手に
同じ所をグルグルと掃除しまくっていた時間が嘘のよう……。
凛とした立ち居振る舞い。
流れるような太刀さばき。
無駄のない動きには、性別を越えた美のような物を感じずには
いられません。...
考え事をしながら、神社の長い階段を降りていた所為か、わたく
しは、不覚にも下から来た方に全く気づきませんでした。
「晶ちゃん」と、声を掛けられるまで。
「ひ、広道さまぁ?!」
「おはよう。これから、学校かい?」
「は、はい。あの……広道さまは、なぜこんな時間に神社へ?」
...
「わたくしは、そろそろ参ります。僭越ながら、お二人で積もる
想いを語らうのには、よい機会ではないかと……」
「晶!」
鈍い兄さまと違い、わたくしの真意を察した姉さまが、すかさず
言葉を遮りました。
姉さまは、照れておいでのようで、いつもらしからぬ慌て振りで
ございます。
...
「変ね。確かに星2個のはずなのに……」
水華が、絵本を読み直しました。
ですが、何度見ても、そこに書かれているのは “一文字谷の巣退治” です。
しかも、文字が消えていないと言う事は、まだ試練をクリアしていないと言う事で……。
「星、どっかに埋まってるのかな?」
燐悟は...
その時、ふと気付いたのですが、なぜか、立ち上がった兄さま
の丁度、股の辺りに不自然な山が出来ておりました。
「? 六郎太兄さま、ズボンの中に何を入れているのですか?」
「いっ?! これは、その、男の生理現象ってヤツで……」
わたくしから掛け布団を引っ手繰ると、兄さまは前を隠して、...