Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

★七夕の短冊に願い事?

やはり、何か一つだけ……ですよねぇ?

欲しい物もないし、こうなったらいいなぁ~も今の所ないですが ^^;

あ、私は恵まれているって事ですね (●^ ^●)


あえて、あげるなら……。

  健 康 第 一 !!

って、地味な願い事でした ^^;;


地味だけど、...

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月虹の海 (4)

何? 彼女は、今、何と言ったんだ?

彼女は、相変わらず輝くような笑みを浮かべている。
僕の聞き間違いか?

でも、確かに彼女は “別れよう” と……。

もしかして、冗談だったのか?

「ここから……別々に帰ろうって事?」

「違うよ。縁を切ろうって事」

「なっ……」
...

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月虹の海 (3)

「ぅわぁ~、広ぉ~い!」

サンダルを両手にぶら下げた彼女が、先程までの沈んだ空気を
吹き飛ばすように、駆け出した。

そのまま、海に突進して行きそうな彼女をゆっくり追いかけながら、
僕は、不安だらけの心とは反対に笑みを作った。

彼女の……あの悲しい目は何だったんだろう?

「...

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月虹の海 (2)

「ちょっと遅くなっちゃったね」

彼女が小さく舌を出す。

遅くなった? まだ、時間前じゃないか。

駅前広場の時計を見上げると、なぜか、先程確認した時から、
一気に針が進んで、五分オーバーだった。

不安や焦燥が、わざと気配をたてながら、背後から迫ってくるよ
うな居心地の悪さに...

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月虹の海 (1)

ここへ来てから、時間の感覚がひどく曖昧になった気がする。
僕は、いつからここにいるのだろう。

目で活字を追いかけながら、僕は、全く別の事を考えていた。

文庫本から顔を上げ、駅前広場の時計を確認したが、待ち合
わせ時間よりも、十分早い時を差している。
ここへ来てから、まだ五分しか経っ...

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