苺と桃と。Ⅱ~犬のお巡りさん?~ (3)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/01 22:01:51
『ねえ、ねえ、どこに帰るの?』「い、家に……」怖くなった私は、歩いてきた道なき道を駆け戻った。クスクス、クスクス。
葉擦れの音に混じって、笑い声が付いてくる。『もっと、ここにいなよ』「付いてこないで!」どんなに走っても、近くも遠くもならない声に追いかけられて、私
は、いつ...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
『ねえ、ねえ、どこに帰るの?』「い、家に……」怖くなった私は、歩いてきた道なき道を駆け戻った。クスクス、クスクス。
葉擦れの音に混じって、笑い声が付いてくる。『もっと、ここにいなよ』「付いてこないで!」どんなに走っても、近くも遠くもならない声に追いかけられて、私
は、いつ...
「こんなとこ、どうやって登るのよっ!」そびえ立つ岩壁の前で、怒りのこもった声を上げて、水華は座り込みました。最初の内、緩やかだった山道は、徐々に険しさを増し、ついには垂直の壁が現れたのです。「ここは登らないよ。魔力の温存だ。遠回りだけど、向こうに回ろう」燐悟は遠回りが多すぎだよ と、水華は思いました...