<リレー>まぁるいおそらはだれのもの? (31)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/09/25 21:37:06
〈side 水華・深柑・織葡・火和〉「くちゅん!」燐悟と武瞳と別れてから5分後。水華は、小さくクシャミをしました。「水華ちゃん、大丈夫? 昨日、ちょっと寒かったもんねぇ」深柑が、水華と自分の額に、そっと手の平を当てました。が、熱はないようです。「平気、平気! 風邪じゃないよ。きっと誰かが噂をしてるの...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
〈side 水華・深柑・織葡・火和〉「くちゅん!」燐悟と武瞳と別れてから5分後。水華は、小さくクシャミをしました。「水華ちゃん、大丈夫? 昨日、ちょっと寒かったもんねぇ」深柑が、水華と自分の額に、そっと手の平を当てました。が、熱はないようです。「平気、平気! 風邪じゃないよ。きっと誰かが噂をしてるの...
「桃姫は、炭酸じゃなきゃOKだったよね。いっちゃんは……
オレと同じのでいい?」「何だよ、ロク。奢ってくれんのか?」「ジュースだけならね」と言うようなやり取りの後、女子衆とイッチャンを置いて、犬神と
許婚殿が一行を離れた。
はてさて、犬神と月神子。
二...
壁の半分以上を占める大きな窓に脚を掛けて中を覗くと……。犬神、月神子、妹君、その許婚殿と、犬神の友の情人 ---モモ
姫--- と思しき女人が一人、遅れて入った者を出迎えていた。声は聞こえないが、口の動きから、犬神の友 ---確か、イッチャン
とか言ったか--- が時間に...
「さあ、深柑 《ミカン》 。早速、朝食の支度をしてね。手早くよ」今日も、朝から全開の水華 《スイカ》 が、テントから出てくるなり、そう言いました。「らじゃ、らじゃ~♪」いつもの事なので、どこか嬉しそうに敬礼した深柑に、織葡 《オリーブ》 と火和 《ビワ》 の二人が子犬のように目を輝かせて近寄ってきま...
「それで? ロクちゃんはどうしたの?」酒の肴に、兄妹で犬神の話をしていると、猫の “ノナガセサン”
を抱いた静花がやってきた。稲荷寿司の乗った皿を我らの前にコトンと置くと、そのまま自分
も座り込んだ。『結局、妹君の気が治まるまで、延々と “地獄の耐久腕立て
伏せ...