苺と桃と。 ~森のクマさん?~ (9)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/10/26 22:12:04
<Side.桃子>大切な人。
つないだ手から、体温と想いが伝わってくる。大きくて、熱いサトくんの手。
触れている部分から “私” が溶け出して、サトくんと混ざり合っ
てしまえたら……。もう! 私ったら何を考えてるんだろう。案内係の話も耳に入らないく...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
<Side.桃子>大切な人。
つないだ手から、体温と想いが伝わってくる。大きくて、熱いサトくんの手。
触れている部分から “私” が溶け出して、サトくんと混ざり合っ
てしまえたら……。もう! 私ったら何を考えてるんだろう。案内係の話も耳に入らないく...
<Side.悟瑠>モヤモヤした気持ちで観覧車の出口に向かうと、すぐに晶ちゃ
んと広道さんが降りてきた。
続いてロクと榊さんが、こちらに近づいてくる。何となくだが、晶ちゃんは、不安そうに最後の待ち人を出迎えた。「姉さま! あの……大丈夫なのですか?」最後の方は小声だったが、...
秋のオシャレ……ですか ^^;
う~、センスないのですよぉ ^^;;
寒がりなので、この時期は着膨れしていますからw
あえて言うならば、ブーツでしょうか。
個人的には、スリムな感じの物より、ボテッとした感じの物がいいです (●^ ^●)
カラータイツと合わせれ...
「水華 《スイカ》、眠れないのか?」燐悟 《リンゴ》は、 “妖精の門” の前で、ボンヤリと星空を見上げていた水華に、小声で尋ねました。みんな、とっくに夢の中だと思っていた水華は、少し驚きましたが、空を見上げたまま、不機嫌そうに答えました。「そうよ。らしくないとか思ってる?」「...
<Side.桃子>慌しく休憩を終え、私達は観覧車の前に移動した。順番待ちの間、城野下くんは、いつも以上にハイテンションだっ
た。何かあったのだろうか。変な感じだ。一番先に観覧車に乗りこんだ私とサトくんは、少しの間、顔を見
合わせて黙り込んだ。私達の直ぐ後には、晶ちゃんと広道さん。
そのまた後に、城野...