MISSION ~ミッション~ 序章
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/11/25 22:36:33
俺は夢なんて見ない。勿論、夢と言っても、寝ている間に見る夢の事ではない。未来への希望……みたいな耳障りのいい意味の方の “夢” だ。大体、希望なんて、どこにも転がってはいないだろう?どんなに頑張っても人生はなるようにしかならないし、どんなに
苦労し...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
俺は夢なんて見ない。勿論、夢と言っても、寝ている間に見る夢の事ではない。未来への希望……みたいな耳障りのいい意味の方の “夢” だ。大体、希望なんて、どこにも転がってはいないだろう?どんなに頑張っても人生はなるようにしかならないし、どんなに
苦労し...
「てっきり “そう言う事” なのかなぁ~と。なあ、教授?」教室に戻ってきた二人組の一人――比嘉《ヒガ》くんが、照れ笑
いを浮かべながら、もう一人――東海林《ショウジ》くんに視線で
同意を求めた。「ああ。若い内に “いろいろ” 経験しておくのはいい事だ」...
「はい、じゃあ、星の欠片をあげるにゃ♪」猫の賢者――來実《クルミ》 は、どこからともなく星の欠片を取り出しました。「え、俺達の課題は “砂漠の図書館の消えた灯りを灯す” なんだけど……」「にゃんとっ?!」燐悟の言葉に驚いた來実の瞳が、キュウッと細く...
わたし、何か、おかしな事を言ってしまったのかしら?
……まあ、いいわ。小休止は終わりとばかり、わたしはイーゼルの前に向かう。
言葉を失った一人と三体は、怯えたような青い顔で、こちらを
見つめているばかりだ。この子達は、本当に何をしに来たのやら…&hellip...
もう何度目か 数えるのも億劫になってしまったが、鞄の中で携
帯電話が震えた。音は消してある。
が、こんな些細な振動に気付くなんて、集中出来ていない証拠
だ。相手を確認する事なく、わたしは作業に没頭する。時間がない。
提出期限は、明日の午前10時……なのだが、未だに小さな世...