Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~アメオンナ~ (6)

考えがまとまらず、言葉に詰まっていると、ロクは直球ど真ん中
の疑問を瑛吾にぶつけた。「イトちゃんの気持ちは分かったよ。じゃあさ、ムロくんは? リノ
 アちゃんの彼氏候補としては、君の気持ちが聞きたいな。リノ
 アちゃんをどう思ってた?」そ、そ、そ、そんな事、普通 聞く?でも、ロクの瞳が、瑛吾を真っ直...

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退魔除霊師 ~アメオンナ~ (5)

「もしかして、さっき、すれ違った二人が、ムロぉ~何とかくんと糸
 子ちゃん?」ロクは声を潜めて問いかけ、私は俯いたまま「うん」と答えた。黒無地の大きな傘と、水玉模様の華奢な傘が並んで歩いていく。糸子は、カーネーションやガーベラやカスミソウが入った花束を
抱きしめるようにしていた。どれもこれも糸子が好...

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退魔除霊師 ~アメオンナ~ (4)

ロクは「ん~」と低く唸ると、ちらっと私を見た。もう一度 ――今度は可愛らしく上目遣いで―― 「お願い」と頼む
と、ロクの肩から力が抜けていく。「どうなっても後悔しない?」「しないわ」「……分かった。じゃあ、手伝うよ」よしっ! これで、完璧ね。私の晴れやかな気持ちとは裏腹に...

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退魔除霊師 ~アメオンナ~ (3)

「何でも協力するって言ったくせに」ロクは「うん。まあ、そうなんだけどね」と苦笑いして、私から目を
逸らした。そして、直ぐに顔を引きつらせる。
何かマズイ物でも見つけたみたいに。それが何なのか探している内に、マズイ物の方から、こっちに
やってきた。「おお~い、ロクちゃ~ん!」「ロクさん、こんにちは」明...

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退魔除霊師 ~アメオンナ~ (2)

「……はい?」笑顔のまま ロクが聞き返してくる。
雨音の所為で聞こえなかったのだろうか。私は、少しだけ声のトーンを上げ 「彼氏になって!」と言いな
がら、指を三本立てた。「三日間だけでいいから」「彼氏? 三日間? えっと……その心は?」「? 心...

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