温泉研究会 ~初恋温泉~ (14)
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/01/16 21:02:12
<野長瀬 理志>
では、静花は?
蝶子の代わりか?いいや、違う。
今のオレにとって、静花は、蝶子が空けた穴には入りきらな
い存在なのだ。きっかけが何だったかなんて分からない。
だが、ただの女としてだけでなく、いつまでも側にいて欲しい
人………&helli...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
<野長瀬 理志>
では、静花は?
蝶子の代わりか?いいや、違う。
今のオレにとって、静花は、蝶子が空けた穴には入りきらな
い存在なのだ。きっかけが何だったかなんて分からない。
だが、ただの女としてだけでなく、いつまでも側にいて欲しい
人………&helli...
<野長瀬 理志>
「蝶子、オレと一緒に逃げようよ。誰もいない遠い所へ」「……」蝶子は何も答えず目を伏せた。「オレ、蝶子が好きなんだ。離れたくないんだよ。だから、一
緒に……」顔を上げない蝶子に苛立ち、オレは乱暴に肩に手をかけた。細い肩が震...
<野長瀬 理志>
焦った。
こんな時は、とりあえず、笑って誤魔化すに限る。幸いな事に、マサもマッキーも、オレの動揺に気付いた様子
もない。ここに会長がいたら、もしかすると感づかれたかもしれないが、
持つべきは、鈍感な友人、だよな。「はいはい、ごちそうさん。ああ、腹は膨れないけど、腹立つ
わぁ~...
<宇佐 雅宏>
気持ちを入れ替えて、追いつくと、「あぁ~あ、いいよな。お前達は」と、なぜか槙村がいじけた。「何が?」「ああ、その余裕! どうせ、俺には彼女がいませんよぉ~
だ。会長と同じ部屋ですよぉ~だ」分からない。
一体、何を拗ねているのだろう。「どうせ、お前達は 温泉そっちのけで、夜は そ...
<宇佐 雅宏>
「ったく。別に、野郎三人で連れ立って行かなくてもいいだろ
うが」「いいや、今の俺達には“裸の付き合い”が必要だ!」「キモい事、言うな。誰が好き好んで、男と裸の付き合いなん
かするか」「俺だって許されるなら女子としたい。遠島ちゃんや朝倉ちゃ
んとしたい...