Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (25)

六郎太は、私の提案に頷くと、槌の子の頭を軽くつつきました。「ツッチー、話の続きがあるんだけど」『……誰が啄木鳥やねん!』突然、槌の子が六郎太の手に飛び掛りました。なぜ“話の続き”が“啄木鳥”になるのかは分かりませんが、
槌の...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (24)

『み、神子殿! 何時ぞやは、我が愚弟の難儀を救ってくだ
 さり、有難き幸せ!』木母だけでなく、槌の子も瑞希に恩義があるのか、やけに早
口で捲くし立てます。瑞希は「別に、どうと言う事はない」と答えただけでしたが、槌
の子は泡を吹いて卒倒しました。視線だけで、妖かしをノックアウト出来るのですから、瑞希の...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (23)

『みなさん、聞いていますか?』「ふぇ?!」少しだけ強めに発声すると、呆れた事に、六郎太も ビクリと
振るえ、膝の上の木母を落としそうになりました。慌てた六郎太が しっかり抱きかかえたので、木母は嬉しそう
に笑っています。「まあ、そんな訳だ。みんな、よろしく頼むぞ」『ロク、お願いの部分は、まだ伝えてい...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (22)

こうなれば、島に帰った時の予行練習です。私は、まず春先に島で起こった災厄の話から始める事にし
ました。そもそも、あれは、私が島を出る発端となった出来事ですか
ら、外す訳にはいきません。そう、あれは……華を失った葉桜が梢を揺らし、欠けた月が
星空に滲む夜の事です。その夜の猫...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (21)

『ロク、これでは話が進まないですが』「ちょっと待ってて、オッケー。直ぐに終わるからさ」『そうでしょうか』『大丈夫。“喧嘩するほど仲がいい”って言うだろう?」『ほぉ、人間には、変わった格言があるのですね。仲がいい
 はずなのに、なぜ喧嘩するのか興味深い』「そう? オッケー達には...

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