Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (20)

「ああ、ごめん、ごめん。みんな、集合」……みんな?
守宮と木母の他にも妖かしがいるのでしょうか。月光の当たる縁側まで歩み出ると、寸胴な蛇に似た妖かし
――槌の子《ツチのコ》が一体、見えました。
それと、化け茸《キノコ》の群が。『ね、猫又?!』何故か、守宮と槌の子がハモリま...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (19)

八重が妖かしに襲われたと言うニュースがもたらされ、月黄
泉神社は大騒ぎになりました。この町に住む妖かしは、退魔除霊師の怖ろしさを よく知って
おり、関係者に危害を加える事はなかったのでしょう。ましてや、この町は、彼らの本拠地。
前月神子の補佐役に手を出すのは宣戦布告に等しい行為
です。「全ての猫又と...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (18)

「何? 勾玉がどうしたんだ、瑞希」そう尋ねる六郎太に、瑞希は、堅い表情で答えました。「月黄泉神社には、魂を封じる白い勾玉があるんだ。でも、
 元々は白黒二つセットで、白い勾玉で魂を、黒い勾玉で
 魄を封じたらしい」「魂魄を封じる勾玉?」「妖かしを屠る宝具だよ。魄を封じる黒い勾玉は、10年くらい
 前...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (17)

瑞希が、手を二度 打ち鳴らすと、雨の音がピタリと止まりまし
た。が、雨が止んだのではありません。
東屋を中心に、外界の情報を遮断する結界を張ったのです。それは、最初に公園に足を踏み入れた時に感じたものと 似
ている気がしました。「オッケー、オレの側から離れないで。瑞希の邪魔になるか
 ら」六郎太が私...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (16)

過剰に気を張っていた所為か、公園へ着いた時、私は激しく
安堵しました。いつもなら毛繕いをして、完全に落ち着くまで、呆っと過ごす
のですが……。私は、もう一度、自分を奮い立たせて、辺りを警戒しました。私が想像していたような凶悪で怪しいモノは、既に去ったの
でしょうか?
とも...

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