Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (37)

「そんな訳だから、もしも、見慣れない三毛の猫又を見かけた
 ら、神社の槌の子に伝言して欲しいんだ」大きな蟻の姿をした妖かしは、声を揃えて『心得た~』と答え
ました。「まぁ、オレに直接 言ってくれてもいいけど、会えないかもし
 れないから。それと、他の場所にいる仲間にも伝えてくれ
 る?」『心得た~』...

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<リレー>まぁるいおそらはだれのもの?(133)

「あたし、初朔おじさんに挨拶してくるから、水華ちゃんは先に帰っててねぇ」深柑はニコニコしながら、水華の肩をポンポンと叩きました。「それなら私も行くわ。王妃の杯の事もあるし」「何、言ってるのぉ。折角、二人きりになれるチャンスなんだから、ね♪」そう言うと、深柑は、水華の返事も聞かず走り去りました。「晩ご...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (36)

『同じ顔の男が二人。女はいなかった』六郎太の問い掛けに答えたのは、女王蟻地霊の中でも、一
番 大きなモノでした。
おそらく、彼ら、或いは彼女らの代表なのでしょう。「男? それとも男の子? オレと比べて、どっちが年上に見
 える?」『分からない。でも、犬神よりも背が低かった』「へぇ~、そうなんだ」六郎...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (35)

「お前らなぁ、馬鹿っぽいのは格好だけにしておけよ」そんなに、はっきり言ったら可哀想です。
地霊は、六郎太に好意を示しているだけなのですから。ところが、どんな会話の つながりなのか、地霊の一体が『マン
トだ』と言うと、別の一体が『ハイヒールだ』と言い出しました。それが呼び水となり『ドレスがいる』『リボ...

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退魔除霊師 ~シニガミノカマ~ (34)

昨夜の豪雨が夢だったかのように、どこにも雨の痕跡は 見当
たらず、まだ朝だと言うのに 猛烈な日差しが、アスファルトに
照りかえっています。階段下の鳥居をくぐると、急に熱気が増したように感じられ、
咽喉が渇いてきました。このままでは、猫又の木乃伊が出来上がる事でしょう。島の穏やかな気候と比べると、砂漠...

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