Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~ハナ~ (6)

「縁起でもない……」「嘘じゃないぞ。ほら、見てみろ。大漁だろう?」クーラーボックスの中では、無数の魚が緩慢な動きで泳いで
いる。見た事のある物から、ない物まで。何、これ。この有り得ない状況。
俺は、幻でも見てるのか?すっかり上機嫌の春彦は、俺の引きつった顔を気にするでも
...

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退魔除霊師 ~ハナ~ (5)

確か、亘理……來夢《ライム》!
そうだ。來夢とか言う名前だったはずだ。見た事のない顔だったけど、もしかして、新入り……あ、でも、
今、晶の補佐役とか言ったよな。補佐役と言う事は、月子にとっての八重みたいな存在だろう?でも、この子、年は瑞希と同じ...

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退魔除霊師 ~ハナ~ (4)

あのまま八重の意識が戻らなかったら、俺は、もう一生 恋な
んて出来ない男になっていた事だろう。一生独身、一生孤独、一生……ごめん。
大げさに言い過ぎた。後悔は背負っていくだろうけど、生き続けていく限り、また別
の誰かを好きになるとは思う。心情的にどうあれ、それが生き物の正...

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退魔除霊師 ~ハナ~ (3)

千秋が、退魔除霊師の大元締め――榊 月子《サカキ ツキコ》――
と結婚し、榊家に養子に入る事になった時は、親父、泣いて
喜んでたっけ。俺は、月子と親戚になるくらいなら、親子兄弟の縁を切ろう
かと真剣に考えたりもしたが……。あ~、千秋の女の好みは最悪だったよな。妖かしを抜き...

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退魔除霊師 ~ハナ~ (2)

俺は、辻堂冬馬《ツジドウ トウマ》。名前に冬が付くけど、夏生まれの三十五歳。
独身で、現在、彼女なし。
上に兄が二人、下に八歳下の妹がいる。これでも、Webデザインの会社に勤める立派な勤め人だ。
だから、この“四辻堂《ヨツツジドウ》”なんて、いかにも怪し
い雑貨屋の店主なんか...

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