Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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芝居

白い息を吐きながら
走ってくるあなた
「おはよう」
「おはよう、ごめん、遅れた?」
そんなことはなかったのに


いつも早くから来て
あなたとの待ち合わせ場所
いつもいつも考えていた
これからの二人のこと
どんな幕が上がるんだろう


まるでスポットライトを浴びるように
浮きあがったシルエット
そこ...

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愛して恋して

愛って何 恋って何
こんなに苦しいものなの
だた見つめているだけじゃ
叶いっこない
でもそれしかできない


でも気付いてくれなかった
あなたはただ遠い人
近くにいたとしても
手が届かない
だって彼女がいる


私を見つめて欲しかった
私だけを
こんなに見つめているのに
気がついてくれない
だって彼...

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ティータイム

あなたは好きだったわね
ここのチョコレートケーキが
私も好きだったわ
ここのチーズケーキが
でもチョコレートケーキを二つ


何でもお揃いにしたかったわ
あなたの持っている物も笑顔さえも
「一緒だね」って言いたかったの
でもあなたは気づいていたかしら
私が追いかけていることを


肩寄せ合って歩くカ...

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シャボン玉

いっぱい笑って
いっぱい怒って
いっぱい泣いて
いっぱい愛した
それのどこが違っていたの


あなたと歩いた道
春の息吹
夏の太陽
秋の木の葉
なぜ冬は訪れなかったの


カフェの窓から
行き交う人たちを見る
笑顔の向こうには
傷ついた心も隠れていて
漂うように流されて行く


まだ待っているのよ
...

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別離

「おはよう」の声で目が覚めた
布団から出られない私
それほど寒かった
でも今は
そんな言葉すらない


まだ日が登らない空
月が光っていた
いつまでこんな暗い空だろう
寒さに震えるのは
私の心だけだろうか


例えば
靴箱の中が空いていて
タンスの中に空洞ができて
一つのカップが使われなくて
そんな...

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