Nicotto Town


イワナくんヤマメちゃんいらっしゃ~い


高座以外で落語家が有名になるということ

 「笑点の大喜利レギュラーということは、一生安泰ってことですよね」
 TVで、春風亭昇太が言っていた。
 確かに彼らは、労せずして全国区の人気を手中に収めることができる。後援会の会員も増えるし、仕事も倍増だろう。
 しかし。
 そのことを真剣に悩み、アルコールに解決を求めて身体を壊し、43歳で逝った落語家が存在する。
 四代目三遊亭小円遊、その人である。
 オレは当然、志ん生、文楽と同時代ではないから、ふたりの巨匠の落語は記録音声でしか知らない。これは私論だが、落語とは、高座(寄席)に足を運んで初めて理解できるもの。ラジオやテレビでは、真髄は伝わらないのだ。
 オレの中で、3人の落語家の存在が大きい。
 四代目柳亭痴楽
 七代目立川談志
 四代目三遊亭小円遊
 談志は有名過ぎて語るまでもないだろうが、彼の落語は分かり易い。参議院議員をつとめたこともあるぐらいだから、民衆に物を説く、という意識が常にあったのかもしれない。
 痴楽は、いわゆるバレの世界をテレビに持ち込んだ人で、存在そのものの危うさ(我慢しがたさ)で勝負するという稀有な人であった。
 そして、小円遊。
 オレの中では、噺の旨さは天下一品である。バレに行っても、どこか品があるのだ。その彼が、テレビレギュラー、落語以外の仕事の多さなどで、芸術としての落語を高めていく時間の足りなさを覚え、命を縮める程に苦悩していたとは、まさに皮肉である。
 そういえば、笑点の大喜利、ものすごい人気があったのに、小円遊は、なんだか気だるそうにこなしていた気もする。歌丸とのケンカ掛け合いで有名だったが。
 小円遊の葬儀の席で、歌丸は言った。
「もう、これで、悪口は言えねえ・・・」
 寄席のトリは、必ず長目の落語である。
 映画と同じくらいの値段で楽しめるから、足を運んでみるのも一興かもしれません。

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2012/11/19 21:29
落語知らなくて(^^;)

コメントできなくて(。・人・`。))ゴメンネ
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2012/11/19 20:23
落語は子どもの学校での発表や子ども用の本を読んでいくつか知っています。
自分でも読み聞かせで落語をやるのが好きです。
でも、実際に咄家さんのをライブで聞いたことがなくて
いつか聞くチャンスがあったらなぁを思っています。
そんなに安いんですか?嬉しいな。
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2012/11/19 17:08
寄席に行きたい行きたいって思って、すでに10年以上経っちゃいましたㆀ

相撲もプロレスもそうでしたが、落語も絶対に生で聴いた方が面白いに決まってるんですよね^^

生きているうちに行かねば。。。(´艸`o)゚.+:

ゲーム会社に勤務していたことがあり、その関係で談志師匠にもお会いしたことがあります。

師匠はゲーム好きだったので、ゲームの芝居にもナレーターで出ていただいたんですよ。

たぶんオフの表情だったんでしょうか、照れ屋でなんだかとても可愛らしい方でした^^

荒井注さんは、「お笑いはモテねー」って嘆かれていましたが、きっとすごくモテモテだったと思いますw



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