岩太郎文庫 其の壱
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/30 21:03:53
インターネットの時代になって、古本の価値が暴落していますww
○十年前の高校時代、お年玉を古本に全部つぎ込んでいた岩太郎。その頃、いちばん欲しかったのは、三島由紀夫の遺作『豊饒の海』(新潮社刊)四巻揃いの初版本。二~四巻は初版、初版数が圧倒的に少ない第一巻だけは第二版七刷のものを、8000円で買った覚えが^^その時代、確か、タクシー初乗り210円、かけそば110円、ジャンプマガジンが100円ぐらいだったか、と。
その時。
「『豊饒の海』帯付き全巻初版なら、3万円だね」と、怪しげな古本屋のオヤジに言われました。
しかあし!
時は流れ・・・。
今日、昼休みに何気なく街一番の古書店『てんとうふ』を覗き、「初版じゃなくてもいいから、『豊饒の海』ください」ゆうたら・・・。
店主さん。
「『春の雪』(第一巻)も初版のがありますよ」
「ええええっ???高いんですおね?」
「いえいえ。帯があれば、『春の雪』だけで12000円なんですが、帯なしなので四巻5000円、今、全品3割引き中なんで、3500円で売ります」
「ええええっ?買います買います」
もちろん即決!
高校時代3万円が、今3500円ですお!
テラあり得ねえww
岩太郎、趣味で初版本を集めることに^^
ここに岩太郎文庫復活を宣言す!
*追記~『豊饒の海』は、忘れもしない2010年7月6日、遺稿となるはずだったブログの裏を取るために、釣堀54番で偶然居合わせた姐さんの質問の答えを確かめようとして或るページを開いた瞬間。
「ふざけるな!このヒヨッコがあ!死ぬなんて100年早い!生きろ!!」
という天の声を聞いて、生き返ったという、因縁の書。
姐さんと三島さんのおかげで、岩太郎、今日も元気に生きてます^^
久しぶりに神保町めぐりしようかしら(^m^ )ぐふふ