絶対におススメしない二作
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/17 01:16:56
そもそも。
ある作品を理解したと考えること自体、傲慢なのかもしれない。
オレは、宮沢賢治の作品の中で、『毒もみの好きな署長さん』は、どうしても理解できな
い。『注文の多い料理店』のように、作者釈が付されているわけでもないので、一生理解
できないと思ってもいる。もう百回以上、読んでいるにもかかわらず。
今夜。
あるきっかけで、坂口安吾の『戦争と、一人の女』という小説を知った。夜更かしの禁
を犯して、オレは読んだ。
すると、無性に、『毒もみの好きな署長さん』が読みたくなった。
幸か不幸か、両作品とも、青空文庫に所収されているのでね。
で。
謎は解けたんですか?
いえいえ、ぜんぜん。
でも、オレは、ようやくこう感得できた。
わからないことは、わからないままでいいじゃん。
少なくとも、わかってないのに巧言令色を並べてわかった振りをするよりはマシだと。
オレの英語の師匠の箴言。
~Aさんは一生、芸術の本質を理解できないでしょうね。人生の本質が理解できないよう
に~
仰せの通り。
芸術なんて理解してない方が、人生めんどくさくなくていいのだ。
芸術なんて 作者の感性で構成されているものでしょうから きっと 宮沢賢治氏と感性が合わないというだけだと思いますよ♫
全ての政治家さんが主張する事に それぞれ100%理解・納得できる人がいないようにww ね♫
本あんまり難しの読まないから分からない^^
ってか100回も読んだってのがすごい!!
おもしろ~い。
「戦争と一人の女」
面白かったです。
戦争中の作家さんの心境を読むの興味深いです。
坂口はずるい男だな。
女性目線からだとそう見えますw
確かにこの2作品には共通点があるかも・・・
前に中島敦も教えてもらって面白かったので
電子手帳に入っていた「名人伝」を読みました。
これも面白いと思いました。
絵本になってる作品から少しづづ読み進めているのできがつきませんでした。
宮沢賢治の作品はわからないものが多と思います。
猫の裁判所だったっけ、あれ、いじめをテーマにしてるのはわかりますがラストが理解できない。
あれは最後に神様の裁きがあるっていうことなのかな???
坂口安吾も新田次郎の読み落としていて気になってる作家さんたちです><
私は芸術は「思想」だと習ったよ。
時代時代によって「思想」は違ってるから
文学も音楽も美術も哲学も時代の思想を読み取るところからやる。
昔の人たちと現代に生きる私たちの相違点と同じところ。
そういうのを感じるだけで楽しい。
そして苦しい。
岩さんのほうがよく知ってると思うけど。
難しい本なんですね~
「わからない」ことがわかって良かったのかもしれませんね