サキア姫の願い
- カテゴリ:自作小説
- 2014/06/16 18:40:33
ここは魔界の城の奥まった一室である。
ダーク王子:「サキア、御者の支度は整った。早く行け。さらばだ。もう二度と会うことはないだろう」
サキア姫:「お兄様・・・」
王子:「まさか・・・、そなたがコンボ導師と恋に落ちるとは、な」
姫:「お兄様・・・」
王子:「コンボ導師のソロエール。あいつとは、小学校時代からのライバルだった。私のキン消しプロレス247連勝の記録を止めたのも、あいつ。宇宙へ行く毛利さんに出すお手紙で学校代表を最後まで争ったのも私とあいつ。まあ、負けたが」
(王家の方針で、お子様は、小学校までは、お公立に通わせるのがならわしである)
姫:「お兄様・・・」
王子:「そなたも存じている通り、今、ソロエールは三界一のコンボの達人だ。戦う花嫁だけでなく、パズドラも制した。いま、彼に敵する者はいない」
姫:「お兄様・・・」
王子:「そなたたちは、二重の禁を犯すのだ。魔界の王女がコンボ導師に恋する、あってはならぬこと。一方、コンボ導師とて、厳しい恋愛禁止令の下におる。破れば、クビあるいは、地方のコンボ隊に回される。道はひとつ。人間界に行くこと、それしかない」
姫:「お兄様・・・」
王子:「行け!人間界へ。それも、ファンタジー系の電子ゲームがなかった、1980年の日本へ!」
姫:「そんなに昔へ・・・」
王子:「左様。そのころは、12面サイコロをコロコロ転がして、ファンタジー系のロールプレイをやっていたそうな」
姫:「インベーダーは、あったのでしょう?」
王子:「あれは揃えて消すのではなく、最初から消すゲーム。安心しろ」
姫:「ありがとう、お兄様。サキアは恋を貫き通します」
王子:「それでこそ私の妹。サキア、ひとつ、困った時の秘術を授けておこう」
姫:「はい、お兄様」
王子:「窮地に陥ったら、できる限りかわゆすなポーズを取り、こう言うのだ。『えーっ!わかんないわかんない。サキアどうしよう??』これが世に言う、ぶりっ子の術だ」
姫:wwww
*戦う花嫁では、恋人に助けてもらっているのに、ダーク王子、ここでは頼りになりますな
*聖子ちゃんカットでなくても、ぶりっ子の術は通用するのか??
聖子ちゃんカットで、ぶりっこの術に磨きをかけていたら、青春時代も違ったものになっていたかすらね~^^
いつも愛読させてもらってます❤大阪の1ファンうん十代主婦でつ^^
岩太郎センセーの小説を読むと毎日のつまんない家事とか育児(もう中学生だから関係ねえが)
するのが【ファイトいっぱ~つ】ってCMしてるドリンクを飲むより元気にできまつ^^
これからもセンセーのご活躍を期待いたしておりまつ❤
敬具
キン肉マンの消しゴムのこと?
毛利さんに本当にお手紙書いたの?
聖子ちゃんカットでなくても大丈夫だよ~
私は原田知世ちゃnカットだった^^;
有難うございます♪ たっぷり笑わせていただきました^^