アイドルの在り方の変遷~昭和から平成
- カテゴリ:音楽
- 2015/05/13 22:14:02
日本のキャピタリズム(資本主義)の特筆のひとつに、「アイドルという一大市場が存在すること」を挙げてもよいのではないか、と、私は考える。
昭和のアイドルの恰好は、今日発売のPアイテムを一瞥して頂ければ、もはや説明を要しないであろう。
つまり、平成の今の世と、大きく変わってはいないのである。
では、アイドルの世界で、何が一変したのか?
ご存じない例を出しても意味がないので。。
お若いみなさんも比較的知っていると思われる国民的アニメ、『ちびまるこちゃん』
主人公まるちゃんの憧れは、百恵ちゃん(山口百恵)。
おねえちゃんは、確か、部屋にヒデキ(西条秀樹)のポスターを張っているのではなかったか。
そう。
石原裕次郎、吉永小百合の時代まで遡らなくても、昭和のアイドルは、あくまで憧れる対象だったである。
実は、オレのマブダチの実姉は、トシちゃん(田原俊彦)の親衛隊副隊長を務めていたが、トシちゃんを、非常識なファンから守るためにだけ活動していた。その純粋さは、ただ、憧れという感情から出ていtたことは、誠に頭が下がる思いがする。
もちろん、そこには、キャピタリズムの法則が働いている。ファンが憧れからレコードを買うことでレコード会社は収益を上げ、歌謡番組を観ることで視聴率が上がり、テレビ局はスポンサー収益を上げていたのである。
しかし、かつての映画がそうであったように、テレビ業界にもまた、曲がり角が来て、レコード業界も再編成を免れないと考えていたであろうひとりの男が、1970年代後半の日本にいた。
言うまでもない、秋元康、その人である。
~もしも秋元がKai成中学に合格してT大法学部に進んでいれば、今頃どこかの省庁の事務次官を務めていただろう。しかし、C大付属からC大に進んで放送作家に進んだゆえに、今日の彼は存在する~
これは、よく言われることである。
話を進めよう。秋元は、1984年、フジTV系列で伝説の番組、「夕焼けニャンニャン」で、伝説のアイドル、「おニャン子クラブ」をプロディユースする。
画面に現れる女の子は、その辺の普通の子もいる。アイドルという概念は一変し、非常に身近な存在となったのは間違いなかろう。当時はすでに、レンタルレコード店が隆盛し、さらにCD化が進み、コピー文化が花開いていた時代である。
メンバーの一人と結婚しても、秋元はまだ、自分が真にやりたいことを模索していた感がある。
その後、つんく♂プロディユースのモーニング娘がブレイク。
話をはしょるが、秋元は満を持して、AKB48を送り出した。
~伝説の始まりはAKB劇場。どんなにスターになっても、いちばんたいせつな場所です~
この、高校球児の甲子園願望にも似たモットーで、AKBはスターダムをのし上がっていく。
そろそろ結論を出そう。
秋元は、平成アイドルに一番大切なものは、「ファンに価値を創造させること」だと、気づいていたのである。
AKBをアキバ文化の象徴の位置に据え。
そして。
AKBのCDやグッズを買った選挙民による総選挙によってセンターを決める、これはおそらく、TV業界史上、誰も立ったことのない頂、秋元しか構築しえなかったアイドルにおけるバベルの塔の完成の時であったとも言える。
~アイドルプロディユースはAKBで最後だ~
秋元は言ったそうだが、世界で一番高い場所に立ってしまったのだから、当然と言えば当然の発言であろう。
20~30代の間では、自分の選挙区の代議士(衆議院議員)よりも、AKB総選挙の動向が気になる奴は多いし、実際、単に、総選挙、と検索すると、AKBが出てきてしまうのだ。
平成アイドルはAKBにて極まれり。
次に、男子アイドルのJ事務所について書かねばならないが、余裕がないので、機会があれば、ということにします。
*長文お読みいただきありがとうございました。
下品な言い方で申し訳ないですが、とにかくお金稼ぎがうまい
一流のビジネスマンであることは間違いないと思います
彼がいなければアイドルという存在はとっくの昔に無くなっていたかもしれませんね…
どうでもいいことなのですが、おニャン子に在籍中の時から彼と結婚したがっていた
現在の奥様である高井麻巳子のことがいろんな意味で気になります…w
アイドルから演歌まで幅広い才能。。。
数多くのアイドルを排出してきたけど、その中で一番の勝ち組は
秋元康と結婚した高井麻巳子ということでよろしいでしょうか?w
どこぞのパラレル世界では、国会で答弁を振るう…秋元康氏の姿もあるんでしょうねw 多分。
…これはこれで見てみたい♪ 気がしますわ(笑)