Nicotto Town


イワナくんヤマメちゃんいらっしゃ~い


清姫アタック


 オレは田舎住まいだが、オレの街には新幹線の駅があり、休憩室には民話茶屋があり、毎日、無料で、生の民話が聞ける。
 最近はあまり行かないが、移住したての頃はよく通った。地元のことばと文化に触れるいい機会だと思ったからである。
 いろいろな民話を聴かせていただいたが、いちばん印象に残っているのは、何と言っても安珍清姫(あんちんきよひめ)の物語である。わが県の民話では、一番有名らしい。

http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/txt/minwa/index.html

検索で、安珍清姫MP3で聴くことができる。語り部は、県内きっての名人、田代さんである。5分ぐらいで、一気に聴かせる。

 が。
 めんどくさい人のために、中ネタバラシをしておこう。
 ~熊野権現の宿屋に拾われた娘、清姫は、一途な女の子。8歳の時、修行僧の安珍に会う。安珍は「大きくなったら嫁にしてやる」と,清姫がかわゆすだったので軽い気持ちで言ってしまう。清姫13歳の時、安珍はふたたび現れる。5年前の約束を胸に生きてきた清姫、「あたしも旅に連れて行ってください!」と、猛烈清姫アタックを仕掛ける。安珍、またも、あいまいなOKを出し、「これはヤバイ」と、宿屋からバックれる。しかし、これを知った清姫は、本来の大蛇の姿となって安珍を追う。川も泳いで渡り、安珍に迫る。安珍、梵鐘(お寺の鐘)の中にこもってお経を唱え続けるが、鐘にぐるぐる巻きに取りついた大蛇清姫、紅蓮の炎と化し、梵鐘もろとも安珍はは燃え尽き、大蛇は姿を消したのであった~

*オレなら・・・清姫アタックに素直に応じて、御仏の修行を捨てて、清姫と結婚して宿屋を継ぐ。相手は大蛇だそって?そんなの、人間の姿がメインだからいいじゃん。

*それにしても安珍~8歳の子に告るって、時代背景の違いを考えても、軽すぎねえか?修行の身と言う、立場考えろよ!

*ここで思いつく・・・あくまでオレの推測だが、この物語は、最初は、修行僧の戒めのために作られたのではないだろうか。孤独に耐えながら生きる修行僧にとって、いちばん怖いのは姦淫戒(かんいんかい・恋愛の禁止)を破ることである。たとえ旅の宿にあっても、ぜったいに、かわゆす女子に気を許してはいけないという教えが仏教物語となり、やがて民話として継承されていったのではないだろうか。

*現在の・・白河市国道4号線沿いには、立派な安珍の石碑が立っている。道路をへだててすぐ近くには、清姫という名前の社交ダンスホールがあり、妙齢の男女が夜な夜なドゥワンスに興じている(マジ)。
  
  おしまい

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2015/06/20 20:05
女性は生まれたときから「女」である←という、男女の発育の差を解いた
日本最古の生物学の書なのでは?(違w
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2015/06/20 00:25
道明寺粉で作った桜餅を食べながら、いつもこの話を思い浮かべるのだった。。。 ̄▽ ̄;まる
「清姫という名前の社交ダンスホール」ってのは…考えた人に、イイね♪付けたくなっちゃいましたw

当時の8歳って、現在での女子高生(笑)みたいな感覚なんでしょうかね^^
13才で元服=成人 ならば。
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2015/06/19 19:30
ウーン・・・・・σ(-c_-`。)
逆に、たとえ、幼い子相手でも、約束を破ってはいけません・・・ってとれなくもないかな・・・?
まあ、安珍さんには気の毒だけど、清姫さんは安珍さんをゲットできたのでhappy(´・_・`)カナー
以上、せいらの解釈でしたwww



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