恐怖のキツツキツツキー
- カテゴリ:30代以上
- 2015/10/06 21:00:13
今日は業務上お世話になっているNPO団体のボランティア作業をさせていただいた。ちょうど、5年前に離日して某国在住、今は一時帰国中のご夫妻もお見えになっていた。ちなみにご主人は、オレのエクセル師匠である。
昼食時、話題が、ご夫妻が今滞在しておられる高原の一軒家に及んだ。
「いやあ、キツツキが、軒の出っ張っている部分をつついてねえ・・・」
「ええっ」
「もう、壁に10個以上穴が空けられてしまったんですよ」
「そ・・・そんなことが」
職員さんも唖然としているところ、オレにお鉢が回ってきた。
「Aさん(オレの事)は物知りだから、何か撃退法知りませんかねえ?」
キツツキと聞いて、オレは、あらぬ事を思いついた。
『いけない。そんな事を言ったら、話が120パーセント滑る!』
しかしオレの舌は、心とはうらはらだった。
「女子ーズ・レッドを呼ぶというのはどうでしょう」
一同、もちろん。
「???」
ああ、やっぱり説明しないといけない展開なのだ。オレは腹をくくった。
「ええっとお。去年公開された戦隊ヒロイン映画で女子ーズというのがあって、怪人キツツキツツキーをやっつけるんです・・・」
次の瞬間、まるで昼食のテーブルにオレが座っていないかのごとくに会話が流れ始めた・・・
オレは。
いくらかの、やっちまったなあ感を覚えつつ、頭の中ではアホな後悔の念に囚われていた。
『ああ、しまった。何で、レッドって言ってしまったんだろう。確かにレッド・桐谷美玲は主役だ。しかし、オレがファンなのは、女子ーズ・ネイビーのはず。つうか、ネイビーを演じた山本美月(みづき)は、戦闘隊服はイマイチ似合わない。そうだ、彼女は、日本で、いや、世界で一番、リアもこふわコートが似合う女性。そのことは、東京ガールズコレクション2015秋冬のランウエイで、彼女自身が証明しているではないか。それなのに・・・』
ふと気が付くと、会話はオレから遥かに離れた所にあった。
もはや、リアのキツツキさえ話題にない。安保反対と学生グループの話になっていた。
オレは開き直って、ふたたび自分の殻に閉じこもった。
『女子ーズといえば、演技が光っていたイエロー役の高畑充希(みつき)、ついに2016上半期のNHK連ドラのヒロインの座を射止めたんだよなあ。auのコマーシャルで絶好調の有村架純(グリーン役)も、うかうかしていられないぞ』
こんな妄想のせいでオレは、ご夫妻の有益な話をほとんど上の空で聞き流してしまったのであった、とさ。 おわり
女子ーズ、面白かったですねwwww
キツツキと聞いて女子ーズを連想するあたりはさすがですw
観てみたいです^^
レッドしか知らなかったけど、有名人が出ているんですね~
キツツキで女子ーズを出すあたり、立派!!
物知りの一片を披露したのにスルーするほうが悪いw
持って行く心の強さを感じたわ。
詳細を説明する自爆の道を選ばれたあたりに女子―ズへの愛を感じました(つД`)
岩ちゃんが作ったお話かしら~~~?
実話じゃないのよねえ^^