岩太郎リア釣りの思い出 その1・イワナ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/06/28 09:27:01
*ニコ釣りで釣れる魚が、リア釣りではどんなもんなのか、某D釣り具メーカーテスター(お金はもらえないが、無料で新製品釣り道具の提供を受け、メーカーにレポートを出す役割)を務めていた岩太郎が、紹介していきます。第1回は、岩太郎の名前の由来ともなっている岩魚(イワナ)です*
確か1984年に養殖に成功するまで、イワナは今で言う絶滅危惧種、幻の魚と言われて、めったに釣れるものではなかった。
越後湯沢の山奥に、湖沼群があり、そこでイワナが釣れる。釣り場の名は、大源太(だいげんた)ダム。
釣り友のY君が、オレにそう教えてくれた。1977年、オレが高校1年、15歳の時である。
「夏休み前の試験休みに行こうぜ!」
オレはお年玉で貯めた貯金を吐き出し、Y君と、上野発越後湯沢行きの急行ゆけむり号に乗った。
越後湯沢からバスに揺られて40分、大源太湖は、ひっそりとたたずみ、ふたりの釣りキチ少年をその懐に迎え入れた。
釣り宿のおじさんもオバチャンも超いい人で、いろいろ世話を焼いてくれたが、超絶びっくりしたのは、食堂の壁。産卵期で鼻が曲がった♂ヤマメ36センチの魚拓と、41センチ大イワナの魚拓だった。
釣り宿の先客はひとり、フレンドリーな京大生だった。
「大源太湖は大物がいるけんど、なかなか釣れねえすけ、第3ダムで釣ればいいんだりやのう」
オバチャンが、懇切丁寧にポイントを教えてくれた。
オレとY君は胸を躍らせながら、徒歩30分かかる第3ダムへ。しかし、魚の気配すらなかった。
~イワナは、じめじめした曇りや小雨の日でないと釣れない~
そういう格言がある。その夕マズメは、晴天だった。
翌朝。
夜半から降り出した雨は小雨となり、釣り少年たちの身体を濡らした。しかしオレたちは、イワナ釣りたい一心で、第3ダムをめざした。
到着、すると。
オレたちは目を疑った。何と、百匹近い魚がライズ(昆虫を捕食するために水面に頭を出したり跳ねたりすること)しているではないか!!
オレは焦って、フライ(西洋毛ばり)を結ぶ時間も、もどかしかった。
一方、ルアー少年のY君は、沈着冷静に、必殺ラパラの3センチミノーを選択。
釣れてくれ!幻の魚イワナよ!
数投の後、Y君の声が上がった。
「来た」
Y君は落ち着いたやりとりで、幻の魚をランディング。計測すると26センチ。もちろんネイティブ(天然物)。
「残念だ。針を外すのに手間取って、リリースできなかった」
Y君は、戦功を自慢することもなく、つぶやいた。
結局オレは、ボウズ(0匹)
その日の夕食の食前には、Y君の釣ったイワナと、オバチャンが釣ってきたイワナが並んだ。
白身で淡泊、しかし、いい感じで後味の余韻が残る、それはそれは美味しいお魚だった・・・
今日、養殖イワナなら、管理釣り場(要するに釣り堀)に行けば、比較的簡単に釣れる。しかしオレは、Y君の釣った天然イワナの事を生涯忘れないだろう。
Y君は今、夏季は登山ガイド、冬は有名スキースクールのベテランインストラクターとして活躍中。フェイスブックだけでなく、ぜひ、リアでも会いたいものである(次回、思い出のブラウントラウトに続く)
了
何気に釣ってるニコタでは有難みが分からなかったゎ(^^;)
リアルでは難しいかもですね。
リアルで釣った思い出はあるがかなり昔。
でも何の魚だったか思い出せない。
イワナでは絶対ないです。
レアだったのね~!!!! ← 魚に関しては超無知(他もだがw)
美しい自然の奥深くにしか生息していないんですね。
釣れなかったのはさぞかし残念だったと思いますが、
同じ釣り好きの仲間と幻の魚を求めて旅したなんてステキな思い出ですね(*´∀`*)
初めて知った^^;
そしてリアで釣り好きだったんですね。
この記事は川魚のようですが海釣りもするのかな?
フライとミノーの勝負でやんすか~?
結果はボウズでもいい思い出でやんすね~!
最初に釣った魚?…( ̄  ̄;)ウーン ハゼか?^^;