Nicotto Town


イワナくんヤマメちゃんいらっしゃ~い


リア釣りの思い出 その4 鮎


 ~友釣りは不定常変~
 鮎釣り名人中の名人、村田満氏の名言である。
 鮎は気位が高く、自分のナワバリに侵入した他の鮎を、体当たりして追い出す。この習性を利用したのが友釣りであるが、鮎は、空気中では一分も生きられないので、オトリ鮎を弱らせないように付ける動作も熟練を必要とする。
 魚同様、鮎師も非常にプライドの高い人が多く、他の釣りなんか認めないって、スタンス。
 びっくりなのは、その道具の高価さ。最高級の8.2メートル鮎竿は、80万円はする(定価)。軽じゃなくて、普通車の中古が買えちゃうじゃん。
 鮎の塩焼きは美味である。最近は道の駅でよく販売されている。一匹500円前後かな。300円だと助かるんだけどな。
 んで。
 岩太郎は、鮎釣りをしたことがない。というか、狙って釣ったことがない。湯河原の川で、日本式の毛ばりで小鮎を釣っている現場に出くわし、やってみたくなったが、タイムオーバーであった。
 鮎釣りの主流は、何といっても友釣りで、鮎師は友以外は認めないのではないだろうか?村田満氏クラスの超名人になると、100匹は当たり前の世界なのであろう。
 そうなのね。岩太郎は、鮎を釣ったことがないのね。
 ノン、ノン。あるんです。
 1997年の初夏、週一回は天然渓流に通っていた頃のこと。先週の釣行でボウズをくらった三依川(会津大川水系)に、リベンジをすべく入渓。しかし、その日もカンカン照りで、イワナくんもヤマメちゃんも、まったく姿を見せてくれない。
 夕マズメ。魚の気配はある。キャスト、キャスト、またキャスト。すでに周りは、薄明るさも消えて、暗い。
「おっ!」
 やや硬めの竿に、確かな手ごたえ。
「これで2回連続ボウズは免れた」
 てっきりヤマメかと思って寄せたところ・・・
 何と、痩せた鮎、19cm。
 ガーン。でも、ボウズよりはいいか。
 写真撮影して、岩太郎は、鮎くんをリリースしました、とさ。
                       了

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2016/07/15 07:16
ブログを拝見してて思ったのは、岩さんは磯釣りより沢釣りの方が多いのかな?
釣りに対する熱い思いがひしひしと伝わる文章ですね^^
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2016/07/14 23:53
友釣りのいいところは、たとえ釣果ゼロでもオトリを食べられるところですよ!
意気揚々と川へ向かう父親には言えませんが、内心そう思ってますw



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