リア釣りの思い出 その4 鮎
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/07/14 12:33:51
~友釣りは不定常変~
鮎釣り名人中の名人、村田満氏の名言である。
鮎は気位が高く、自分のナワバリに侵入した他の鮎を、体当たりして追い出す。この習性を利用したのが友釣りであるが、鮎は、空気中では一分も生きられないので、オトリ鮎を弱らせないように付ける動作も熟練を必要とする。
魚同様、鮎師も非常にプライドの高い人が多く、他の釣りなんか認めないって、スタンス。
びっくりなのは、その道具の高価さ。最高級の8.2メートル鮎竿は、80万円はする(定価)。軽じゃなくて、普通車の中古が買えちゃうじゃん。
鮎の塩焼きは美味である。最近は道の駅でよく販売されている。一匹500円前後かな。300円だと助かるんだけどな。
んで。
岩太郎は、鮎釣りをしたことがない。というか、狙って釣ったことがない。湯河原の川で、日本式の毛ばりで小鮎を釣っている現場に出くわし、やってみたくなったが、タイムオーバーであった。
鮎釣りの主流は、何といっても友釣りで、鮎師は友以外は認めないのではないだろうか?村田満氏クラスの超名人になると、100匹は当たり前の世界なのであろう。
そうなのね。岩太郎は、鮎を釣ったことがないのね。
ノン、ノン。あるんです。
1997年の初夏、週一回は天然渓流に通っていた頃のこと。先週の釣行でボウズをくらった三依川(会津大川水系)に、リベンジをすべく入渓。しかし、その日もカンカン照りで、イワナくんもヤマメちゃんも、まったく姿を見せてくれない。
夕マズメ。魚の気配はある。キャスト、キャスト、またキャスト。すでに周りは、薄明るさも消えて、暗い。
「おっ!」
やや硬めの竿に、確かな手ごたえ。
「これで2回連続ボウズは免れた」
てっきりヤマメかと思って寄せたところ・・・
何と、痩せた鮎、19cm。
ガーン。でも、ボウズよりはいいか。
写真撮影して、岩太郎は、鮎くんをリリースしました、とさ。
了
釣りに対する熱い思いがひしひしと伝わる文章ですね^^
意気揚々と川へ向かう父親には言えませんが、内心そう思ってますw