君の瞳に恋してる
- カテゴリ:音楽
- 2016/08/07 16:34:28
18歳の頃、オレは竹の子だった。と書くと、少し、語弊があるかもしれない。オレたちは、原宿のホコ天で踊っていたわけではない。彼らが踊る前に、新宿歌舞伎町のディスコ、New York New Yorkや、XENON、等で、竹の子の振りを創作する同級生Kと、友人4,5人で踊っていた。原宿の竹の子族は、Kの振り付けを見てコピーし、ホコ天で披露していた、というのが、我々の立場である。
なぜ、ツバキハウスは出て来ないの?と思う方もいらっしゃるかもだが、ツバキハウスは、竹の子とロックンロールは禁止だったのである。
もちろん、この説には、反論もあろう。
オレたちのダンスは、オリジナルだ!と、元竹の子族の諸君は言うに違いない。
でもさあ、オレたちみんな、もう、50代だぜ。どっちも正解、でいいじゃん。
まあ、確かに、クインシージョーンズ の「愛のコリーダ」と、ブロンディの「コール・ミー」は、同級生Kの考えた振り付けと、ほとんどそっくりだったけどお。
オレは社交ダンスはできないから(配偶者あるいは恋人以外との皮膚接触が超苦手)、今でもたまに、ディスコ時代のステップを、盆踊りの最後の盛り上がる場面とか、ソーランよさこいの総踊りなんかで、ちょいとだけ、繰り出すことはある。ついこないだも、いい年こいて、駅前でソーランよさこい。「誰だ?あの芋洗坂係長風は?」と言われちゃったらしいwww
そんな20歳のオレは、ディスコも卒業して、週一回の合コンの日々に励んでいた。
折しも大学3年の冬、大学生協連合のスキーツアーが、志賀高原熊の湯で参加者150名で行われ、最後の夜は、当時お約束の、ディスコパーティー。みんなで1曲、振りを揃えようと、チューター(案内人)のK大生が言い出して、オレは振付師を志願。曲はもちろん、Boys City Gang の超名曲、「君の瞳に恋してる」に即決。みんながすぐに踊れなきゃいけないから、いちばん簡単な1ステップと、手の振りも2パターンに決めた。
「さあ!志賀高原最後の夜!盛り上がっていこうぜ」
DJも学生。
150人のダンスパーティーの初めが。
君の瞳に恋してる。
これはウケた。
みんな、マジで楽しそうに、20歳前後の青春をバクハツさせていた。
今でもたまに、カラオケで歌うけれど、あの輝きには到底届かない。
やがて。
スロータイム。オレはtoo shy boy なので、もちろんムリ。
やっぱり踊れなくて壁に張り付いている娘(こ)に。
「チークは苦手なんです」
と声をかけた。その娘は、バスで席が近くで、挨拶ぐらいはできたのである。A学の日文2年のJ子さん。
スロータイムが終わり、「いっしょに踊ろうよ」、「うん」、やったあ!
DJの配慮で、ラスト曲はもう一度、「君の瞳に恋してる」。
踊りながら、オレはJ子さんをチラ見。おいおい、ちゃんと正しい振り付けで踊れよ。
~I love you baby. Trust in me when I say(愛してる。オレのことばを信じてくれ).~
J子さん、運命の人かも???
かくして、志賀高原の夜は大盛り上がりのうちに終わった。
オレはさりげなく電話番号を教え(当時は家電のみ)た。イヒヒ。
その後、彼女から電話あり。大チャンス!新宿の名喫茶「中村屋」でいっしょにコーヒーを飲んだまではいいが、その場で太宰治について激論、次のデートはなかったww
~Can't take my eyes off you (きみから視線を外すことなんかできない)~
もう一度戻りたいとは思わないが、なかなか良い思い出の、20歳のオレであった。
同じ種類の名前かな~?
でも岩ちゃんもしっかり青春してたのね^^
釣りばかりしてたのかと思ってたww
何がぶつかったのか、気になります(笑)
その場の様子が目に浮かぶようだよw
歩道橋の上から 良く見たなぁ
ブログ広場からです♪
楽しいブログでつい読んでしまいました。
「ツバキハウス」って言葉にちょっと反応してしまい^^;
私は学生時代に(日)のメタルナイトに通っていましたが、まもなく閉店してしまいました(>_<)
ロックンロールは禁止って全然知りませんでした!
ディスコなんて懐かしいですね~。
私はジュリアナ世代ですが、ディスコはあまり経験がなかったので・・・。