Nicotto Town



三遊亭金馬さん、裏話

 今回も玉置さんの解説から紹介します。

 この三代目金馬さんは三遊亭円馬師匠から 稽古をつけてもらった時期が有るんですが、円馬さんに付いて2、3年どさ廻りをしてたことが有るんでございます。

その時に金沢の一句という席で御難にあいまして、御難にあうと言いますのはお客様の入りが悪いんで、もう...

>> 続きを読む


一龍斎貞丈『真柄のお秀』その4

のこのこと上がり込んで来た、たすき掛けしてバタバタバタバタ屋敷内の掃除を始めた。 掃除をするといっても力が有りますから大変に便利、このタンスが邪魔だなぁとひょいと持ち上げるとトトトトっと動かす、この火鉢が邪魔だなと思うと“フーッ”(息をかける)、すーっと動く、荷物があっち行ったりこっち行ったり、その...

>> 続きを読む


一龍斎貞丈『真柄のお秀』その3

刑部はよっぽど懲りたと見えましてその夜の明けるのも待たずそっと伊勢屋を逃げ出して次の宿へ・・・やがて夜が明ける。

文助顔を洗って、待っております。 “ミシ! ミシリ!ミシミシミシ!” 『あー、おいでになすったぞ』 覚悟を決めている。 “ヌッ”っと入ってきたお秀、見るというと肝心のがいない。
...

>> 続きを読む


一龍斎貞丈『真柄のお秀』その2

「大変な力だな、それで・・名は体を表す、力量がひい出ているところからお秀か。 主に秀、秀、呼ばれていた、良い名じゃな、それに引き換え身共この通り柔弱なる生まれつき、しかし倅だけはあっぱれ丈夫な男の子上げたいと只今願掛けをしての戻り、おお!御りやくあった! ここでお前のような女児(おなご)と出会うとは...

>> 続きを読む


一龍斎貞丈『真柄のお秀』その1

越前一乗あたり、朝倉弾正左衛門重景(考景の間違いか? 義景の父)の家臣で真柄刑部(ぎょうぶ)、この人人物にかけましてはもう人並みすぐれた才能が有りまするが、戦場の役には立たない女のような優男(やさおとこ)。 そこでせめて倅には英雄豪傑をもうけたい、それにはまず体格のいい妻を持たにゃあならんと只今盛ん...

>> 続きを読む





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.