三遊亭円生『初音の鼓』その2
- カテゴリ: お笑い
- 2009/02/22 12:25:23
これから縁側にお立ちいでになりまして、鼓をもつってぇと殿様が、ポポポポポーンっと打ち込んだ。 ・・・生き物が出るってんですがね、こりゃあんまりあてにならない事で、ま、蠅が一匹出たって生き物にゃあ違いない。
で、殿様が廊下でもって鼓を調べたところが、・・お国元からその、お百姓が二人出ておりまし...
これから縁側にお立ちいでになりまして、鼓をもつってぇと殿様が、ポポポポポーンっと打ち込んだ。 ・・・生き物が出るってんですがね、こりゃあんまりあてにならない事で、ま、蠅が一匹出たって生き物にゃあ違いない。
で、殿様が廊下でもって鼓を調べたところが、・・お国元からその、お百姓が二人出ておりまし...
!!必ず、この前の解説を先に読んでください。 背景が分からないといささか分かりにくい話です。
物売りの中で変ってるのが下駄の歯入れ屋さんで、鼓を打ってくる、ポンポーンポンポーンなんてね、鼓を打ってきます。 どう言う事でございますかなー、下駄の歯入れに鼓を打つというのは、なんだかおかしいようで...
この話は2通りあります、今日はその短い方をお届けします。どちらかというとこっちの方が珍しのですが、すっきりしてておもろいと感じます。まず前話をしておかないと全く分かりにくいので玉置(たまおき)浩さん(NHKラジオの名人寄席、横浜にぎわい座館長)の解説から、
壇ノ浦で敗戦し、没落した平家の武...
・・・と、庄作の女房は、
『何だいあの人は、なんだって二階ばっかり上がってるんだろね?・・二階に何かあるんじゃねぇかな?』というんで、庄作が村へ仕事へ行った留守に、そおっと二階へ上がってきて、よ~っと、こう見たが『何にもねぇけんど?・・』 ひょいっと長持ちの中を見ると、・・この庄作の女房も初め...
よくこの・・お色気と言うことを申しますが、お客様のご存じなことで、ご婦人というのものが第一なんですがな、
「女はちょいと見るてぇと大変きれいでいいけれども、どうも腹の中はよくねぇ! 女は外面似菩薩内心如夜叉(げめんじぼさつないしんにょやしゃ)」という、顔見ると菩薩のようにきれいだけれども、・・...