Nicotto Town


ミディアムボーイ


?何を?パート2-4

二人の旅はまだ続く・・・


〇イジーは、幼いころに生き別れになった弟を探して、その為の旅の資金、或いは、弟の所在、生存がわかったとして、お金が必要になってしまうかもしれないと?カネモンハンターとなり、剣の使いとして女でありながら、剣士の道を歩み、協力者となってくれそうな?フィアンセ?も作らず、ひたすら弟を探して、旅をしているのであった。かれこれ、かなりのモンスターとの闘いを経験し、戦闘能力も一流と言えるほどにまではなってはきたものの、お金はどれだけあれば、皆目見当が全くつかず、ある程度、腰袋が重くなってきたところで、立ち寄った町の長老にお願いをし、その重くなって動きずらくなってしまった宝石巾着の中身を、預かってもらって、それからまた、モンスター狩りをし、そして、ついにカネモンを探して遠方へと進んでしまわなければならなくなってきてしまっていたのであった。そんな時、チョビ?に出会うのであ~る。

チョビは?なんのために旅をしているのか?

ドラゴンオーブンという?バーガーのバーンズをおいしく焼けるそれは、竜の如く吐く火炎が噴き出る石を、焼き釜に入れることにより、ドラゴンオーブンとこの世の神龍ともなる焼き釜で?いつまでもおいしいバーガーを作ることができる魔石を探して旅している様であ~る。?チョビは?笑モス国が?すでにこの世界一のバーガー販売に成功していることを知っていない。チョビが探している魔石が無くとも、地獄の火炎を使用して、それはつまりは火山のマグマを流し込んでは、呪いの呪文を唱え、悪魔崇拝者たちの巡礼の儀式の様な焼き釜を囲んで「バーン!」って?皆で釜に向かって杖を突き刺し、それが?最良のバーンズであ~る。って?そんなのをバーガーとして販売していった結果、目覚ましい成果となっていたようだ?バーガーの包み紙には、笑モス様のお顔が描かれている。

笑モスバーガー購入者お客さん5人目?:おお?なんだ~あ?これは薬草が入っているのかな?なんだか良く分からないから、ちょっと試しに買ってみよう。・・・へぇ~レタスが挟まれているのかと思ったら?私が思っていた薬草が挟まれていたなー味の方は?・・パクッ!ムシャムシャあ!おいしい!これいけるねーえ?

絶賛だったようだ。?

なぜ?笑モス国は?薬草など?回復系バーガーをこの世界に回しているのか?それは?人々の?怨念だとか?恨み?がある者たちへのより!増大させるために、わざわざ回復系バーガーを作っている様だ?そのオーラが?笑モス国のパワーを増大させているのである。

チョビ?:んん~ここにもいないですねー・・・陸ガメではなく、海ガメを探してみましょうか。海はー・・遠いいなー・・・

〇イジー?:まぁ~そんなに焦らなくても、こうして旅をしていれば、そのうちいつかは出てくるって!チョビと一緒なら、カメの甲羅ガードなんてなくても大丈夫だろうし、チョビが探している物も、こうして旅していれば早く見つかるだろうよ!西に向かって歩いてみるか!あの山を越えたら町がある。そこで宿でも

チョビ?:んんんんんんんんんんん!早く出てこい!カメ!!いつまでもこうして二人で旅をしているわけにはいかない!早く!目障りなお姉さんとわかれて別行動になりたい!ああ!また日が暮れる!同じ屋根の下で一夜を過ごすだと!宿が二つあるとこを願いたい!

〇イジー?:大丈夫だ、あそこの町なら一度行ったことがあるんだ。宿なら二軒ある。

チョビ?:ふう・・・それは良かった。今日のところは、そこで明日を迎えましょう。

そして、カメは出てこないままその町へと到着した二人・・・カネモンすら出てこない・・・宿を探すも、なんと!一軒しかなく・・・

チョビ?:騙したな!

〇イジー?:そんなことは!確かに以前来た時には二軒あったんだ!やめたのかな?

一軒宿のオーナー?:この町には宿が二軒ありましたが、なんだか世界に脅威が訪れるとかで臆病風でやめてしまったんですよ。もうここも終わりだ!って?宿主は転職したそうです。そのおかげでうちは、商売繁盛しております。予約が10年待ちまで宿泊者リストがこんなにも!

〇イジー?:私たちは今夜は泊まれれるのか?

一軒宿のオーナー?:申し訳ありませんが、お貸しするお部屋は一つもありません。でも!貸出用テントなら、なんとかご用意させて頂きますが?それもお一つしかお貸できませんが・・・

〇イジー?:しょうがないな・・・それでいい。

一軒宿のオーナー?:では、ご用意させて頂きます。

出てきたテントは、お一人用・・・

チョビ?:え!これじゃー二人寝るにも狭すぎだ!僕は、野宿します!あ!そういえば宿泊料金って?どうなっているんですか?

一軒宿のオーナー?:以前の宿泊客名簿に、〇イジー様のお名前がございましたので、今回は無料でお貸いたすことに致しました。窮屈かもしれませんが、今のところこちらとしてはそれが精いっぱいでございます。

チョビ?:そうですか。

〇イジー?:いま泊っている客を叩き出す!

一軒宿のオーナー?:え!なんてことをおっしゃいますか!

〇イジー?:気が変わった。こんな小さなテントで過ごせれるか!私は乙女なんだぞ!こんなテントで寝ていたら!野蛮な変人がふらふらと私が寝ているところにやってきてお尻でも触られたらどう思う!

一軒宿のオーナー?:はぁ?お尻をですか?

チョビ?:そういう話なら、オーナーさん!これはーなんとかしてこの人を宿のお部屋に入れてあげるべきだと思いますよ!脅しではありませんが、僕も一応は剣士をやっていますから、痛い思いはしたくないでしょ?

〇イジー?:こらぁーーー!!起きろ!!今からこの部屋は私が使うことになった!!

宿泊客?:キャーーーー!野蛮人よ!うわーーー!!盗賊が来た!!逃げろーーー!!!

チョビ?:寝ているところ申し訳ありませんが、ここは今、盗賊が狙って向かってきています!そこのあなた!今すぐ起きて避難してください!そしてできるだけこの町から遠い場所へ移動してください!!

宿泊客2号?:ええ!盗賊!!あ!はい!分かりました!!今すぐ出ます!

チョビ?:あ!宿泊料金はちゃんとカウンターに置いて行って下さいね!!

宿泊客2号?:ああ、はい、わかりました。

二人の宿の取り方は凄かった。旅は、まだまだ続くのである。・・・









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