Nicotto Town


ミディアムボーイ


ガイアの夜明け12


列車はぁ~闇をはーしり!あさーひのせかーいえ~ぇ♪

夢がぁーー広があるうー二六時中の世界さぁ~♪
直線のー線路をーー走いーってゆーこーをー!
人は誰でも!幸せ探す!旅人のよおーなものー~♪
鬼の出てこない安全な場所へー移動をしたくなってしまうものを~
きいっと次いの、停車駅では、安全なーはあ~ずうさぁー~♪

歌い手:ささっきーイサP

ピーーーーー!シュシュポオ!ポポ!ゴオーーーーキイーーーーーーンシュシュポオ!ポポ!シュシュポオ!ポポ!ゴオオオオオオオズオオオオオゴゴズオオオオーーーー!キイーーーーーーーンガタンコトン!・・ガタンコトン!

車掌さん:ご乗車のみな様、おはようございます。この列車は、闇走行を終え、朝日を迎えるお時間に突入を致しました。本日の天候は晴れの予報となっておりますが、ところどころで、突風を伴う雨降りの地帯を通過しての運行となるため、引き続きEモード走行にて走破する予定ではありますが、燃料電池の温存を図るため、少々車速を下げての突風対策機構車体バランサーアクティブサスが作動し、車体が左右に傾斜する場合がございます。お弁当屋等のお飲み物ドリンク類は、必ず、お手元のカップホルダーに固定なさいますようお願い申し上げます。この放送は、E7系蒸気機関発電SL新幹線石炭充填兼車掌、ピンクのケイがみな様の安全と楽しい乗車を願い、本日第一回目のご連絡を申し上げました。キュ~イ!ザッザ!ガシャーー!ザッ!ガシャーー!ゴゴゴゴーパチン!(炉に石炭を追加投入している音)はぁ~い!列車の運行ご苦労様です~う。ここいらで朝の朝食を、車掌さんも如何でしょうか?売れ残りのお弁当がありますよ!賞味期限が9時までとなっていますので、全て食べてしまわないと捨てるにももったいなくて、消費にご協力をお願いしたいのですが?

車掌さん:あら?売れ残ったのですね?今回は珍しいわね、いくつ残ったのですか?

弁当屋?:二つ残ってしまったのです~う。

車掌さん:二つ?あなたは?食べないの?

弁当屋?:車掌さんがお食べになるのでしたら、二つとも召し上がっていただければ、お一つでよろしいのであれば、わたくしも、頂いてしまいますが?

車掌さん:それなら一緒に食べましょう?

弁当屋?:はいーーい!でも、わたくしは、昼食用のお弁当の用意を開始しなければなりませんので、わたくしは持ち場に戻って、頂きたいと存じます~う。

車掌さん:毎日ご苦労様。

弁当屋?:いえいえあなたほどではありません。

車掌さん:じゃ、頂くは!ちょっと、手が汚れてしまって、私のテーブルの上に置いといてくれる?

弁当屋?:はいーい!では、あちらに置かせて頂きます~う。ふふ・・・

車内放送は上記ここまで流れていた。弁当屋?は、車掌室のテーブルの上に、売れ残ったお弁当を置き、持ち場へと戻って行ったのであった。客席車両では?朝日が昇って車内放送も流れたにもかかわらず、乗客全員、安らかに眠っていたのであった。E7系蒸気機関発電SL新幹線は、車掌さんを残して、全員寝静まり返った蒸気機関の音、モーター音、線路を転がる車輪の音を残して、走り、ついには?車掌さんまでもが?売れ残ったお弁当を食べて、「ちょっと休もうかしら」と?眠気がやってきてしまい、深い眠りへと入って行ってしまったのであった。これで、列車に乗っている者は、弁当屋を残して全員眠った。この時を待ち望んでいた弁当屋?無惨からの脳波通達が?車両からでるノイズによって、妨害されているようで?睡眠薬入り弁当売りの最中に、桃次郎たちの刀を見て、「これはちょうどいい。」と?ついでに抹殺計画を考えていたのであった。弁当屋?老婆姿の彼女は、ハーレム乙女のキモベサ~ラという、心臓に手足となる太い血管が4つある鬼。この鬼は、占領したい人間の身体に背後から忍び寄り、神経麻痺の薬物を注入して、動けなくなったところで、体の中に侵入し、心臓を、それはまるでヒトデが食すかのうように食べてしまい、動脈、静脈と手足となっている血管を連結させて、その者の体を奪うという鬼だったのであった。彼女の能力とは?眠りのバイオリズムを同長化させ、睡眠がピークに達する瞬間に、全ての揃った魂を一つにして、元気玉にして、それを15歳以下の肉体に閉じ込め、食して吸収・・・自分にさらなる元気を与えることにより、各細胞の活性化がなされ、より強力な鬼へと変化する。能力は?全員寝ていないと効果がない。換金所の窓口がどうなっているのか?内部が外側から見えず、無言で金貨を交換する場所だったので、おいしさコインが渡される時は、マジックハンドで出てくるので、人がいるのか?詳細分からぬまま、計画を実行することにしたのであった。

キモベサ~ラ:レムレム!レ~ムレ!

呪文を唱えるかのように言葉を発した。

しかしなぜか?効果が出ない。そう・・これは、換金所には?ローンレンジャー???何者かが?内部で新聞を読んでいたのであった。

ローンレンジャー???:ア~ガラクチャ!チャッチャ!・・・・・・・・・・セ・グ・レイ?・タ???おおーーキモサベ、ガササ!パラパラ~・・・(
頭部に食べているポテトチップスを崩して撒いている。)

キモベサ~ラ:効かない!どこかにまだ眠りについていない者がいるんだは!誰かしら???私の睡眠薬でも効かない者がいたのかも!早く眠らさないと!薬の効果が切れてしまう!誰?どこにいるの?

と、キモベサ~ラは、一人ずつビンタしながらチェックを始めたのであった。ピタン!ビダン!パン!弁当屋?の睡眠薬は、ちょっとやそっとでは起きることはない。乗客全員をチェック終えたようなのだが、全て寝ていたようだ。

キモベサ~ラ:これは・・・そうか・・・あそこに人間がいるんだは・・・

キモベサ~ラは、換金所列車へと向かった。換金所列車は、窓はあって外から光は入るものの、分厚い壁の金庫と作りが同じだったため、車内の通路からは中の音は聞こえないのであった。換金所スペースには、かわや?キッチン(排煙塔付き竈)、竈の排煙塔の熱を利用したサウナ室、換気扇、ベッド、食糧庫なんかも装備された快適空間となっていた。セキュリティーは万全であると、この時代では、見事な換金所が、列車に作られていたのである。次の停車駅で、窓側から両替、食材の補給、交代等するまでは、そこから出る必要はないのであるが、朝になっても誰一人換金に来ないのが、気になりだしたローンレンジャーは?表に出る頑丈なドアを開けようとしたが、車速がハイスピードだったため、開けるにも開けられなく、しかたなく、また新聞を読みだしていたのであった。

キモベサ~ラ:どうしよう・・・ん?これはー・・・

と?何かを見つけたようだ?

キモベサ~ラ:チンチン!♪

小さな窓口の横に、直径10センチほどの筒状の穴が内部に伸びていて、その穴の中に、呼び鈴が?置いてあったのだ。その穴は?中のベッドまで続いているのである。

ローンレンジャー:?・・・?

呼び鈴の音が、聞こえてきたようで、新聞を読むのを中断して、ベッドまで行き、筒に耳を向けるローンレンジャー・・・

キモベサ~ラ:チンチン!♪

再び呼び鈴を鳴らした。

ローンレンジャーは、長い手持ち鏡を使用して、換金窓口の確認を始めた。

ローンレンジャー:??????

窓口には、交換用金貨等が置かれていなかった。

つづく・・




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