ガイアの夜明け１４
- カテゴリ：自作小説
- 2021/07/10 21:17:00
気絶しているキモベサ～ラ：おかあさん！・・おかあさん！！
キモベサ～ラの母：茜！大丈夫よ！お医者様はすぐに手術は終わるからって、大丈夫！ちゃんと治してくれるからね！
気絶しているキモベサ～ラ：うん！手術終わったら、E7系蒸気機関発電SL新幹線に一緒に乗って、お弁当食べたいな・・・
キモベサ～ラの母：そうね～・・おいしそうよね！じゃー手術が終わったら、一緒に乗ろうか！そして茜と、お弁当をお母さん二つ食べちゃおうかな！茜は一個で、お母さんは２個！
気絶しているキモベサ～ラ：お母さんずる～い！！私も２個食べてやるからね！！
キモベサ～ラの母：茜は２個も食べれるかしら？？
気絶しているキモベサ～ラ：２個くらいなら食べれるもん！！
キモベサ～ラの母：はいはい！じゃーまずは手術を終わらせなきゃ！あ！麻酔をする先生が来たは。
麻酔をしにきた先生：では、手術を開始しますので、これより麻酔をしますから、気を楽～にして、ちょっとチクッとしますが安心してくださいね。では、娘さんに麻酔をしますが、お母様は、あちらで手術が終えるまでお待ち願います。
そして、麻酔はされ、茜は、深い眠りへと入って行った。手術室に搬送され、彼女の手術が始まった。彼女の病気は、心臓の左弁膜症。この時代では、最先端の心臓摘出手術が行われ、凄腕ドクターに囲まれながら、手術は開始されたのであった。
茜の家庭は、裕福な家庭ではなく、この手術を受けるまでには、多くの支援があったからこそ可能となった極稀な？ようやく実現した手術だったのであった。彼女の心臓は、無事に摘出され、臓器提供者の心臓から、まともな心臓弁を摘出し、それを彼女の心臓へと移植する。こんなことが成功させる凄腕ドクター陣によって、無事移植まで成功で終えていた。後は、摘出した心臓を、元の胸部内へと納める段階までだったのであるが、そこで、あの、星衝突？事件が？発生していたのであった。彼女はコピーされた。だが、体は、心臓が抜けた状態だったためなのか？コピーは、心臓だけで終えていたのであった。心臓体となってしまったキモベサ～ラ・・・心臓に目、口、鼻らしき穴？がある、奇妙な姿となってしまっていたのだ。コピーされて麻酔も受け継いだ薬品を扱えれる鬼へと成り替わっていたのだ！
そして、なぜか？E７系蒸気機関発電SL新幹線の知識が浮き上がってくる。元の彼女の思いが？心臓の鼓動の中に生き育まれていたのだ。キモベサ～ラは、その情報を元に、手足となった血管を動かして、駅へと向かい、列車が来るのをずーーーーと待っていた。そして、列車は到着し、乗り込む人々の背中に張り付いて、乗車していった。そして、ここでまた、お弁当という物が浮き上がってきた。彼女は、お弁当とはなんなのか？姿を座席の下に隠しては、周りを伺っていた。するとお弁当屋が？現れ？その記憶に浮かんできたお弁当であることが分かった。彼女は、弁当屋が横を過ぎていく瞬間に、お弁当屋の老婆が押しているカーゴ？に乗り込んだ。そして、そのまま、厨房へと運ばれ、そこで彼女は、その老婆の体へと侵入していったのであった。血液型どうのこうのとか？、鬼であるキモベサ～ラには、そんなのお構いなしで、誰でも体を奪うことは可能だったのであ～る。そのキモベサ～ラが、乗客全員の魂を集め、それを収める媒体となっていたのが？幼い少年のコナンくんという男の子が、用意されていたのであった。厨房のテーブルの上に、上半身素っ裸にされ、深い眠りに入ったコナンくん・・・胸には、鬼独特の文字が書かれ、集められた魂を、その書かれた胸の中へと入れるまでになっていた。だが、計画は、難航している。サウナ室で気絶し、乗客全員は、車掌さんを残し、目が覚め出し、そしてそのコナンくんも深い眠りから覚めていたのであった。コナンくんは、自分が、厨房にいることは目が覚めて理解した。そして、上半身が素っ裸になっていることに驚き、「まさか！自分が食べられるところだったんじゃ！」と、慌てて、厨房から逃げ出した。そして、換金所列車へと入って行ったのであった。
そこで見た光景とは？
多くの乗客たちが、一人の大男に跳びかかり、もめていたのであった。コナンくんは、すぐにその状況を理解した。換金所前に倒れこんでいるおばさん・・・そのおばさんを良く見ると、胸部陥没して、死んでいる。そして、手に付着している多量の血・・・そして、コナンくんは、辺りを見回し、コナンくんの身長ちょうどの位置に、直径１０ｃｍほどの穴を見つけた。そこには、穴の入り口が血だらけになっており、奥まで血が流れている様に見えた。
ホームズ氏：ええええい！この怪力男め！往生際が悪いぞ！！素直に犯人だと認めて、この縄で縛られればいいものを！！
竜太：俺じゃない！俺はあのおばさんを殺してなんかいない！！
コナンくん？：ねぇねぇそこのおじさん！！その人は犯人じゃないよ？
ホームズ氏：んん？なんだ！僕！今、犯人を取り押さえている最中だ！邪魔をするな！！
コナンくん？：だからぁ～その人は犯人じゃないんだって！！
ホームズ氏：子供が大人の騒動に入ってくるんじゃない！！ええええい！しぶといやつだ！！おとなしくこのお縄にかかりなさい！！
竜太：おお！！僕！！俺は！あのおばさんを殺してなんかいないんだ！！なんとかこの人に言い聞かせてやってくれ！！お願いだ！！
コナンくん？：おじさん！！ちょっとここを見てよ！！
ホームズ氏：なんだ！！この男が犯人じゃない何かでもあったのか！！！
コナンくん？：ここだよ！！ここ！！！ここを見て！！！
ホームズ氏：んんんんんんんんん！おい！！そこを動くなよ！！！まだあんたは犯人のままだからな！！！坊主！！何があるんだ！！？？？
と？コナンくんは、ホームズ氏に呼び鈴が入っている穴を調べさせた。
ホームズ氏：なんだこれは？
コナンくん？：もっと良く調べてみて！
ホームズ氏：血が奥まで続いている様な？ちょっとこのステッキで、中に入れて・・・ん？この血は奥まで続いている・・・
コナンくん？：ね？変でしょう？
ホームズ氏：んん～・・・これは、この穴の中から何かが、この老婆の胸を突き刺す様に・・・誰か？この穴に詳しい人はいませんか！この穴は換金所の内部に繋がっているはず・・・まさか、換金所の者が？ここへ来たこの老婆が、呼び鈴を鳴らしたところで、何か長い曲がって届く刃物を使用して、老婆の胸を突き刺し、抉ってこの様に殺した。換金所の者が犯人か・・・？
コナンくんの幼馴染？：あ！コナンくん！！探したよ！！うわ～コナンくんの上半身素っ裸って初めて見た！！きゃ！コナンくんステキ！！
コンナくん？：まだ〇にも見せたことが無いんだけどなぁ～・・・厨房のカーテンでも外して巻いてくれば良かったかなぁ～・・・ねぇ？おじさん！その男の人は犯人じゃないと思うんだけど？真犯人は、この換金所の中にいる人だと思うよ！
ホームズ氏：これは、実に奇妙な殺害の仕方だ。換金所の中に入るにはどうすれば入れるのだろうか？
客人の誰か？：車掌さんに聞けば、入れれるようにしてくれるのでは？
ホームズ氏：車掌さんに会ってみよう。
先頭車両へと向かったホームズ氏。扉には鍵がかかっていて入られない。換金所列車へと戻り、老婆を良く調べると、腰にこの列車で使用すると思われる数々の鍵があったのであった。
つづく
