Nicotto Town


ミディアムボーイ


ガイアの夜明け18


赤座たちの突然の出現で、大事にしていた客人をまたも一人失った桃次郎たち・・・彼らは、その後、反省をしていた。列車に乗るまでの方法を行っていたにもかかわらず、客人を失ってしまったことに、己の落ち度を深く振り返りながら反省している。


竜太:どうしてだ!!列車に乗るまでは、何ともなかった!!鬼が来たとしてもやつらは!あの鬼になってしまった客人の様に!ダメージを受けていた!なぜだ!!竜の玉よ!!教えてくれ!!俺は客人を守れないのか!!????

刀は、何も変化はなかった。

桃次郎:列車に乗るまでに、竜の力は効力を失ってしまったのかもしれない。限界があったのかも?時間制限があるのかもしれない・・・

竜太:俺は、客人を斬って、その客人は消滅した。

桃次郎:そうだね。斬るころに、竜の力が復活したのかも・・・それとも、もしかしたら、竜太には、多くの客人へ伝える能力が無く、僕の力が及んでいたのかもしれない・・・僕の祖先が、鬼を退治に行ったことが家宝の巻物に書かれているのを見たことがあるんだけど、仲間を連れていたんだ。僕には、ひょっとしたら仲間にも力を与える能力があるのかもしれない・・・

竜太:お前に?そうだとしたら、あの時、桃次郎と手を繋いでいた客人と、列車と列車が離れているからこっちの客人とは繋がっていなかったよな?そうなのか???そうだとしたら、俺は、お前の客人を守れれる者ではない。まさか、自分が作った竈が関係していることはあるのか・・・?自分で作った竈を使用してくれた客人なら?力が及ぶのかもしれない・・・ここにいる客人は、桃次郎の客人たちだ。

桃次郎:僕たちは竜の玉を持つ者としては、まだまだだね。自分たちの力さえ理解しきれていない・・・隊長に教わったことをやっていたとしても、個人個人の生まれ持つ能力が、差をつけているんだ。それがどのようになっているのかを、見つけ出しておかないとならなかったね・・・新しい技を開発することに隊長は何も文句は言わないっていっていたけど、教わっている間には、こんなに客人を引き連れて行っていないし、自分の力はどれほどのものなのかも知るわけがない。実戦中に、開発していた様な物だよ・・・

竜太:どうする?だからといって、これ以上、客人を危険にさらすわけにもいかないぞ?試してラッキーなんて、いつどうなるか、客人たちに不安を募らせるだけだ。普通の鬼ならなんとかなるかもしれないが、強敵だったら、死を覚悟の上、天に運を任せて、パール分手!!って?でも?やってみるか?

桃次郎:なにそれ?

竜太:ん?適当に今考えただけだ。パール分手!!

桃次郎:ぷ!あ~あ、竜太がそんなことを言うとは思わなかったよ。なんか今の竜太ので、適当にどうにかなりそうになってきたよ。少し気が楽になったな。

竜太:んん、これは・・・効くかもしれないぞ!俺の腹次元が、そう言っている。

二人の反省会は、この後も、続いていた。反省の最中で、適当に考え出された技となるのか?分からぬ掛け声、技の名前か???それが、後に、全くの正反対で効果が出てしまう事だってあるのだと、知ってしまう場面が来てしまうのであった。

一方、先頭車両へと走っていったコナンくん?は?

先頭車両では、とんでもないことになっていた。

車掌さん:あんた誰よ!!勝手に入り込んで!!寝ている間に、この列車を奪おうとする山賊だろ!!出て行け!!出て行かなければ撃つわよ!!

と?目覚めた車掌さんが、ホームズ氏に向かって銃を向けていた。

ホームズ氏:おい!私は、寝ているあなたを守っていただけだ!山賊じゃない!

車掌さん:じゃー山賊じゃなかったら!何なのよ!!寝ているレディーに痴漢行為を働くおっさんだろ!!この変態野郎!!撃ち殺してやる!!

ホームズ氏:ちょ!ちょとまて!!私は、シャーロックホームズだ!!

車掌さん:嘘つけ!!あんたみたいなそんな変態が着そうなコートなんか着てシャーロックホームズを口にするなんて許せないは!!両手を上にあげて、後ろを向きなさい!!

ホームズ氏は、素直に、両手を上げて後ろを向いた。

車掌さん:・・・ガサゴソサーーーサーーー

ホームズ氏の身体検査を始めた。

車掌さん:何ここの鍵なんか持ってるのよ!!スタッフから盗んだでしょ!!

静か~に車掌室に入り込んできたコナンくん?は、後ろ向きになったホームズ氏の背中に銃口を突き付けている車掌さんに向かって言葉を発した。

コナンくん?:車掌さん!その人は山賊なんかじゃないよ!!

車掌さん:誰!子供?どこから来たの?乗客??この男を知っているの?

コナンくん?:その人は、シャーロックホームズさんだよ。一緒に、車掌さんが寝て起きなかったからなんとかして列車を走らせようとやっていたんだけど、うまくいかなくて、列車のスピードがどんどん下がっちゃって、鬼にこの列車が襲われちゃったんだよ。

ホームズ氏:なんだと?

車掌さん:あんたは動かないの!!じっとしてろ!!本当に撃つわよ!!!僕、この人は、あのホームズさんだと言うのね。証拠はある?

ホームズ氏:私の胸ポケットを調べてくれ!身分証明証がある。

車掌さん:胸ポケット~お?サーーガサガサシュッ!なんか毛深いわね・・あ、こっちか、あったは。

ホームズ氏:美人に触られたのは何年振りか・・・いや、何か月かも・・・

車掌さん:何言ってんだこのおやじ!!・・へぇーー本当にそうなんだ。って?シャーロックホームズ~う!!なんでここにいるのよ!!何も悪いことはしてないわよ!!なんなの!!

コナンくん?:だから~車掌さんが眠りから覚めないから、列車が止まりそうになってなんとかしようとしてたんだよ。弁当屋のおばさんが誰かに殺されちゃってさ!

車掌さん:え!おばさんが殺されたの!

コナンくん?とホームズ氏は、これまでの事情を車掌さんに話した。

E7系蒸気機関発電SL新幹線は、まだ、微速走行を持続していた。

つづく・・・








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