ガイアの夜明け24
- カテゴリ:自作小説
- 2021/08/11 22:30:11
王子の友人二人は、王子の居る間に戻ってきた。二人は?何かを言いたそうな?顔をして王子を見つめ、近くまで歩いてきた。
王子?:もうお遊びは終わったんだ?弓隊が出動したからつまらなかっただろ~う?それにしてはまだ騒がしいな。まさか・・面白くなさそうだから、弓隊にまかせて戻ってきちゃった?
友人ロジック:弓が体中に突き刺さっても平然としてた!
友人サッツ:あいつらまともじゃね~え!
王子?:君たちは何をいっているのか、この世界に弓をくらってなんともないものなんてないさ。きっとそいつは体中に弓が刺さったようにした服を着て動揺させようとしているんだ。お芝居の衣装だよ、それは。
友人サッツ:お芝居なんかじゃね~え!
友人ロジック:ヤバイやつらだ。
王子?:はは、ゲームのやりすぎで、脳の思考回路に妙な映像が映し出されているんだよ。ちょっと森の景色でも見て、目の保養でもしてくれば直るって。
友人ロジック:喰ってた!
王子?:はあ?
友人サッツ:共食いしてた。
王子?:おいおい、だからゲームのやりすぎだって!表でゲームの様なことがあるわけないだろう?
友人ロジック:そんなゲーム、ここには無いよ。
友人サッツ:かぁ~さんもそんなの知らないと思う。
王子?:なんなんだ?ここは?得体のしれない生物にでも襲撃されているのかい?
じゃーとっておきの武器でも使って交戦しようか。君!うちの最終兵器を出してきてくれないかい。
側近♀:ただいま用意致します!
王子?:よろしく頼むよ。僕たちの帝国には、巨大なマンモスが現れても打ちのめす、こんな大きな槍連射砲があるんだ。それをくらったら、どんな生物でも肉片が飛び散りズタズタにされてジッ!エンド!!さ。一緒にみるかい?爽快な気分になるよ。
友人ロジック:面白そうだ。
友人サッツ:おもしれえ!ぶちかまそうぜ!
王子?:おいおい、サッツは撃たなくていいから横で観戦してなよ。射的手がちゃんといるんだ。
友人サッツ:な~んだおもしろくね~の。おとなしく見ているか。
王子?:そうしてなよ。
側近♀:王子様!槍連射砲が用意できました!
王子?:始めちゃっていいよ。
側近♀:まだ民衆が一緒に混ざっているようですが、当たってしまっても構わないでしょうか?
王子?:どうせ暴れているやつらをやっつけないと、そいつらと同じになっちゃうんだろう?多少の犠牲はしょうがないよ。できるだけ民衆には当てないようにやって。
側近♀:射的手にそうお伝え致します!
王子?:始まるよ。見てな。ブシュ!ブシュ!ブシュ!!って、生々しい音と、血しぶきが見られるよ。
友人ロジック:ビーチのスイカ割をもっと激しく吹き飛ばしたくらいのだろ?
友人サッツ:俺、スイカ食いてーなぁー・・・
友人リジック:かぁ~さんにお願いすれば?
友人サッツ:うう、かぁ~さん食わせてくれねーんだ。お前には贅沢だって・・・
王子?:スイカよりもっと凄いから、見ただけで食べた気分になれるよ。きっと。
射的号令係:撃ち方用意!!
ガラガラガラガラ♪(発射台が手回しハンドルを回すと標的に向かって動き出した。)
射的号令係:撃てーーーー!!
ボズズズ!ボズズズ!ボズズズ!・・・・・・省略・・・・・・・・・
ブシャ!ジャジャ!!ブジュジュジュババババ!ドス!!ドス!!ガシャ~ンバキバキドシャン!ドシャン!ブッ!シュ~ウドテドテ・・・省略・・・・
王子?:はは!どうだ見たかい?君たちが言ってたヤバイやつらなんてもんは、この連射砲で無残な有様さ。観ていて気持ちのいい物だろ!
友人サッツ:俺も撃ちてぇー!!
友人ロジック:撃ってみたくなった。少しはやらせてくれるんだろ?
王子?:しょうがないなーじゃぁー・・、ちょっと君、僕の友人に撃たせてやってくれない?
射的手A:どうぞ。
王子?:わるいね。後でピーチあげるよ。
射的手A:おお!おりがとうございます!!
王子?:いいよ。やっちゃって。
友人サッツ:これか?発射させるの?
王子?:このハンドルで照準合わせて、これで発射さ。
友人ロジック:早くしろよ。
友人サッツ:はは、じゃーいっちょうぶちかましてやっか!お~らよ!っと!!
ボズズズ!ボズズズ!ボズズズ!!ドズア!!ドバズア!!ブシャ!ズブシャ!ズブシューーー!!ドカドカドカ!!
友人サッツ:どうだ!!俺様の射的のうまさ!!初めてにしては上出来だろう!!
友人ロジック:こんどは俺の番。
友人サッツ:なん~で!!早すぎだろ!!もっと撃ちたいぜ!!これじゃ、スイカ食べた気分にもなりゃしねぇー
友人ロジック:交代しろよ。
友人サッツ:ちぇ!
王子?:はは!
カタージュ帝国は、この槍連射砲によって、取り合えず騒ぎは収まったのであった。一時的に・・・
つづく・・・