Nicotto Town


ミディアムボーイ


ガイアの夜明け29


駅員A : 左無惨様よ~し!右!無惨様よ~し!


と?列車が進入してくるホームで指を差しながら左右確認をし、「んんんあ!!」と?両手で何か重い物を持ちあげるかのように、線路側を見つめて力み、そして、駅ホーム内を巡回しては、出会った駅員に対して「次はお前だ。」と?交替を告げていた。

駅員B : この駅弁臭いわよ?なんて作り方してるのよ?もっと血みどろに、うまさ引き出す無惨様の血を分けて頂いて、タレとして浸み込ませなきゃダメよ!こんなの誰が食べるのよ!作り変えなさい!!

と?駅弁に対して文句を言うようになってしまった駅員も誕生・・・

駅員C : あーー・・・腹が減ったなーー・・・何か食べなければ・・・んん?そんな駅弁など食べない・・・食欲がそそらない・・・何かもっとこう・・・そうだ!人間はいないのか!!んんんんんん!んあ?なんだ?人間の匂いが・・・なんだあれらは?間違いない!!あれは!喰いものだ!!

と?弟子たちを発見した駅員Cは、小走りに弟子たちへと向かった。それに続いて弟子たちの匂いを嗅ぎつけた他の駅員たちも、匂いにそそられて向かった。「くんくん!くんくん!くんくん!!」駅員全員の鼻の穴は興奮したかの様に大きく開いていた。涎を垂らしている者も数人・・・

駅員X : 当駅にお越しいただきありがとうございます。まもなくE7系蒸気機関SL新幹線は、ご到着いたします。が?わたくしたちは、お客様たちは、人間とお見受けいたしております。おいしそうです!お乗りになられるのでありましたら、まず、わたくしたちの食糧となり、手だけでも構いません、食べられてから、通行許可証を発行いたしますので、それからご自由に列車での旅を満喫していただく形となります。では、失礼いたします。召し上がっても良いのはこのあたりでしょうか?

四番弟子:この私を食べたいとおっしゃるのか?

駅員X : それはもう!かん~ぺきなターゲットとなっております~う。我慢できるお時間は、30秒あるかないか・・・

四番弟子:それなら私の方が、もっと早くに、あなた方を楽に良い気分にさせてあげれるであろう。鯛の生き作りの様に。だが、既にご覧の通り、あなた方に対面してからと言うもの、拙者の腕は燃えて、熱々の炎で包まれてしまっている。生き作りではなく、焼き物状態になってしまうな!

駅員X : んん~タイムリミットでございます。もう!我慢!!できな~い!!!

と?口を大きく開けて襲い掛かった!が?この駅員X・・・弟子たちの何かに気付いたのか?他の駅員たちにも襲うのを止めるように襲うのを止めて、注意を呼び掛けた。

駅員X : あなたたちには何かを感じる・・・これはフォースなのか?近寄れば危険な何かを発しているようですが・・・私にはそれを感じた。

四番弟子:ほ~お?分かるのか?ここまでくるのに数々の鬼たちに出会ってきたのだが、ほとんどは、私たちに触れる事すらできずに、負傷して去って行ったのだが、お前は違うな。

弐番弟子:へえー分かるんだ?君は他の鬼たちとは出来が違うんだね。

一番弟子:駅員は優れた者がいたようだな。

駅員X : そうでも・・・褒められたのは入社して3カ月刻くらいに課長から言われただけで・・・久々です~う。

五番弟子:何のんきに話してるんだか、駅員だろうが鬼には変わりなくなってしまったんだから、さっさとやっつけちゃいなYO。

駅員F : 私はもう我慢できません!何があろうが、頂きます!!はあああああああ!!

駅員D : 私も!!

駅員G : 私も!!

駅員H : 我慢の限界!!

駅員J : 皆でやれば怖くない!!

駅員I : お!行くなら私も!!

駅員F : んあ!!ああああああああああああああああああああああ!!!ああああああああああ!!!手が!!焼けて動かない!!






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