Nicotto Town


ミディアムボーイ


ガイアの夜明け9


竜太:おい!桃次郎!こんなペースじゃ鬼から客人たちを守り切れないぞ!駅へ向かへ!列車に乗せてでもしないと、襲われて鬼が増えるだけだ!ん?また来たな!しつこい鬼どもめ!みなこっちへ!そこを空けくれ!ソニック!(金貨が一枚降ってきた。それを手で受け取り握り潰し精神エネルギーを握った手に集中させ金粉へとさせた。)グニュ!ん!パア~~~!いい~夢でも見て安らかに消えていくがいい。はっはっはっはっは!ん?こんな鬼ならそこまでしなくて良かったな・・・金貨がもったいないことをした。鬼はどこから来たんだ?ここいらだけか?他の兄者たちの場所はなんともないのか?やつらの発生の場所を突き止めないとならんな。


桃次郎(10番弟子):街の東側から現れだしたようです。僕の近くにいた無事な人たちだけなんとか集めましたが、一人では防ぎようがなかった。かなりの犠牲者がでてしまいました。

竜太:東からだと?もう少しで日が暮れる。夜になってしまったら、視界が悪くなってやつらの絶好の餌食となってしまうであろう。急がねば!

桃次郎:みなさんもっと早く歩いてください!小さいお子さんがいて思うように動けない人は、こっちへ!

竜太:なにやってる!ん?そうか!それなら鬼は襲えれないかもしれないな!全体に効果がでるか!???

と?桃次郎が、刀を握りしめ、客人たちと手を取り合って、歩き始めたのを竜太も、同じことをやり始めた。

桃次郎:効果あるといいんですが・・・

客人の誰か?:私はもう歩けない。そこの人!私を置いて先に行ってくれ!

竜太:おい!桃次郎!歩けなくなった客人がでたぞ!おい!しっかりしろ!俺の背中に掴まれ!

客人の誰か?:もうだめだ。そこの人、ありがとう。私はここでいい・・・あなたたちが作ってくれた竈はとても良かった。感謝しているよ。私に気にせず他のみんなを守ってやってくれ。

桃次郎:何をいっているんですか!歩けないのなら、背負ってでも連れていきますよ!さあ!みなでなんとかこの場から抜け出しましょう!駅まで行けば、まだ最終列車まで間に合いますよ!頑張って!

竜太:ん?桃次郎!またやつらが来たぞ!今度は多いな。

桃次郎:刀の力を信じて、みなさん!手は離さず!握ったままで鬼の姿を見ても恐れず、そのまま進んでください!

竜太:試してみるか・・・おい!鬼ども!こっちの人間はあ~まいぞ!かかってくるならここへ来い!

鬼ども:へっへっへっへっへ!いたぜ!俺は子供しか喰わないんだ。歳~を取ったもんなど、まずくて喰えたもんじゃない!うお!なんだ!あちちち!か!体が!焼けるようにケロイド状態になってきやがった!ぎ~~~えーーーーー!!

竜太:おお!効果あったぞ!よし!桃次郎!このまま進むぞ!!やつらは近づくことができない!

桃次郎:そうですか!もっと早くからやっておけばよかった!

桃次郎たちは、幾度なく鬼たちの襲撃をくらい、刀の力を頼りに、なんとか、一本の線路しかない貴重な列車が走る駅に到着できたのであった。この時代では、まだ列車は数台しか作られていない。ソーラー発電なんてものを開発は出来ていたため、水車に利用した電力モーター?を?もっと大きく作り上げ、暗闇の中でも走り移動させてくれる早く移動、物を運べれる様にと?線路だけは、一方通行の一本の線路で、移動最中の問題を少なくさせてある唯一の列車、E7系蒸気機関発電SL新幹線が走っていたのであった。最速250㎞ものスピードで走るE7系・・・桃次郎たちは、無事にその列車に乗車することに成功したのであった。

E7系車掌さん?:この列車はまもなく発車致します。お乗りの後は、各自列車の扉をおしめになって座席に順次着席願います。扉の閉じだけは確実にお願いいたします。ちゃんと閉まっていなければ、車内が台風状態となってしまいます。十分にがっちりと閉めるようよろしくお願いいたします。当列車内での金品横領等、何か問題となる事柄に関しましては、当列車では一切責任を負いかねます。ご心配、ご不明な点がございましたら、銀河鉄道運輸局所管のE7系蒸気機関SL新幹線もとよりのご意見投箱へご一報願います。投箱は、最後尾客室車両のかわや入口前にございます。投箱されてから約7日刻に対応となっております。では、楽しいご乗車を、まもなく発進です。

桃次郎:やっと乗れましたね!

竜太:初めて乗ったが、あんな声があそこから出てきたな。女?の声じゃなかったか?車掌は?女か?おお?先頭車両はピンク色だな。鬼は入ってこないか?

桃次郎:今のところは大丈夫のようだね。

竜太:鬼は列車には乗れないのかな?そうであるなら、客人はもう大丈夫なのだが・・・

車掌さん?:発進致します。

ピーーーーーー!!ガチャン!シュッシュッシュガチャチャンシュッシュッシュシュシュシュシュシュシュ・・・

桃次郎:あれ?この列車、なんだろう?電気式だったと思ったんだけど?蒸気機関でも動くのかな?

竜太:俺は知らんぞ!なにか違うのか?

ピーーーーー!!ウウ~~~ンキューーーーーンミニャオーーーーーーーーン・・・・・・・・・・・

桃次郎:へえ~この列車、そうだったんだ。

竜太:何が?

桃次郎:発進する時は、蒸気の力で動いて、ある程度スピードが出てきたら電気で走るんだよ。

竜太:そう、そうなのか???そんなこと俺にはどうでもいいことだ。客人が無事なら蒸気だろうが電気だろうが移動できれば気にはせんよ。客人たちはどうだ?

桃次郎:初めて鬼なんてものを見たものだから、みな心配した顔してしょんぼり座っている。

竜太:無理もない、突然だったからな。

桃次郎:竜太の方はどうしたんだ?

竜太:店を空けて、ちょっとお前のところにでも行ってみるかと、出かけて、竈はもうほとんどの家庭に備えついているからな!暇になってしまって、こっちに向かっている最中にこれだ?

桃次郎:じゃー今頃は、竜太の客人たちが鬼に襲われてしまっているんじゃ!!

竜太:おそらく・・・助けたいが、お前の客人たちだけで、このありさまだ。戻っていたとしても俺一人だけでは、多くの犠牲者が出ているであろう。客人に鬼について語ったことは無い。鬼が現れて、どう対処したら良いのか、そんなことは話していない。ただ、ここで無事でいてくれと、願うしかないな。

桃次郎:くそ!鬼め!もっと早くにあの方法をやっていたら!もっと多くの客人たちを守れたのに!どうして気が付かなかったんだろう!

竜太:お前は悪くはない。あんな方法をとっさに始めて、俺でも効果があったという事に驚愕した。隊長からは、そんなこと教えてはくれていないからな。刀を持つ者のみが得られる力かと思っていた。このことは、他の兄者たちも知っているのなら、今頃は、多くの客人たちが助かっていることであろう。

車内弁当屋?:ガラガラーー!(扉を開けて入ってきた。)毎度お弁当屋でございます。本日、この列車にご乗車頂きありがとうございます~う!本日の目玉商品!いつもながらE7系蒸気機関SL新幹線弁当!人気となっております~う。お一つおいしい100点コイン!満腹度間違いなし!いかがですか~あ?

桃次郎:おいしそうだなー・・・買いたいけど、支払う物慌てて持ってこなかったんだよね。

つづく・・・

















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