夢日記31 『神の見えざる手(笑)』 (前)
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/26 19:05:28
こんな夢を見た……。
俺は、久々に職場復帰した。
まあ、職場と言っても、小金を稼ぐ為に、本業がオフになると働か
せてもらってるアルバイトなんだけど。
空港の土産物売り場。そこが俺の勤め先だ。
「へぇ、ほんの少し、いなかった間に随分変わっちゃったね」
「そうでしょう。テッちゃん」
「でもさ、基本的には変わんないんだよね?」
なんて事を、前からいるパートのおばちゃんと話していたら、外人
のおっちゃんが話しかけてきた。
片言の日本語で「チケット、オネガイします」だと。
ここは土産専門の売店だっちゅうの!
「航空チケットは、あちらのカウンターでお求め下さい」
「??」
……俺の接客、上手く通じてねぇし。これだから、外人さんは。
「あぁ~、おばちゃん。ちょっと案内してくるわ」
「行ってらっしゃい」
身振り手振りで、一緒にカウンターへ行くと説明すると、納得した
ようだ。
「エレン!」
おっちゃんは、片手を上げて声を張り上げた。
ん? 連れがいるのか。
ゆっくりと近づいてきたのは……え、女の子? おっちゃんの娘?!
嘘……すっげぇ可愛い(おっちゃんには似てない)じゃん!!
エレンと呼ばれた女の子は、俺を見てにっこり微笑んだ。
おっ、これは、もしや役得ってやつ?
おっちゃんが手続きをしている間、俺は何とか彼女の電話番号
を聞き出そうと話しかけた。
「俺、テツロウ。君、エレンって言うんだよね。どこの国の人?」
「?」
「良かったら、お友達からスタートしませんか?」
「?」
「お互いの事、何も知らないのは抵抗あるでしょうから、最初は
メールと電話から始めるって事でどうでしょう?」
やっぱ日本語じゃ通じないかなと思っていたら、彼女は微笑を
浮かべ、小さく頷きかけて……はっと顔を上げた。
おっちゃんが、警備の連中に連れて行かれそうになっている。
「!」
「待て、エレン。君まで捕まるぞ」
俺は、今にも駆け出しそうな彼女を 何とか押さえて、こっそり 後
を付ける事に同意させた。
しばし廊下で立ち聞き。
どうやら、おっちゃんは取調べを受けている訳ではないようだ。
おっちゃんの国でクーデターがおきて国王一家が殺された。
だから、今、帰るのは危険だ。
迎えの者が来るまで、ここで保護するとか、警護するとか。
要約すると、そんな物騒な話のようだ。
う~む、おっちゃんって、警護が必要な要人だったのか?
だって、SPとかお付の人とかもいないし、とても そうは見えない
がねぇ~。
一緒に話を聞いていたエレンは、急に泣き出した。
そうか、おっちゃんの母国って事は、エレンの母国でもあるんだ
よな。
慰めようと エレンの肩に手を回しかけた所に、ドヤドヤと人がやっ
てきた。
咄嗟に、エレンを物陰に引っ張り込む。む、無論、変な事しよう
と思った訳ではないぞ。(言い訳したらかえって怪しいか?)
連中の様子がおかしかったからだ。
だって、全員、重武装だったし。
騒ぎに気付き、警備員とおっちゃんも廊下に出てくる。
武装軍団が、のほほん大国、日本にはあるまじき銃を構えた。
・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・
アダム・スミス(だっけ?)とは関係ありません ^^;
今回も、よくある夢です。
本業は、他の夢にも出てくるトレジャーハンター ^^
男の子になっている時に多い職業です。
うっ、風邪 引いたぁ~^^;
朝から咽喉が痛いと思ってたんですよねぇ~。
はぁ~、休み明け、億劫です。。。
前編・中編・後編と続きます ^^;
最初は空港ですが、そこから逃げて……と、場面がコロコロ入れ替わります ^^
空港でのお話だったのですね。
寒いですよぉ~ ^^;
いつ雪が降ってもおかしくないくらいです。(すいません。大げさでした^^;)
カトリーヌさんも、気をつけてくださいね。
おっちゃんとエレンは親子ではないようです。
その辺の事情を“俺”が知る事はないのですが、私自身は、別の所で理解しているのです。
私の意識が入り込んでいる者が他にもいると言う事なのでしょうね。
夢のメカニズムは複雑です ^^;
日本からは、どこかに亡命するような事態にはならないでしょうから、やはり、驚きの事件
ですよね。
仕方がないとは言え、生まれた国を離れ、知らない国で一から始めるパワーはスゴイです。
応援したいです ^^
そうなんですかっ! Σ(゚Д゚,,)
私は、哲学関連で倫理の時間(?)に習ったんだっけなぁ~?
名前と著書だけ暗記みたいな感じで ^^;
私にしたら、アリストテレスやデカルトみたいなものです。
「あ、名前、聞いた事ある!」となりますが、何をした人なのか
良く知らない外国の人です ^^;
エレンちゃんと父親は、危機一髪で難を逃れ、
でも母国へ帰れず、日本に亡命かしら・・。
そういう実例ありますよ。
うちの近所でエスニックレストラン経営してる某氏も、
東南アジア某国出身で、政変による日本亡命組だそうです。
イギリス版坂本龍馬。← え、違いますね。いまみたところなので影響されました。(爆
『国富論』……だったかなぁ。経済学者か何かだったと思います。
世界史専攻ではないので、この辺は適当です ^^;
アルバイトは、あくまで副業。本業はハンターですw
よく出てくる夢の設定ですが、全部、別人のようです。
咽喉の痛み + 喘息気味で ^^;
寒いですねぇ。山では、紅葉と雪が一緒に見られますよ。
暑すぎは 苦手ですが、寒すぎは もっと苦手です ><
女の子は可愛い子。しがないバイト生にぬすまれてやってください。いまはこれが精一杯。
風邪、やっぱり引きましたね。先日の気温急落で、なんとなく予想してました。お大事に。