MONO ~胡蝶の夢路~ (1)
- カテゴリ:自作小説
- 2010/10/30 20:53:04
<序章>
薔薇、百合、向日葵。チューリップ、ラベンダー、カスミソウ。
あら? あれは、何と言う花だろう。
確か……そう! デージーだ。
思い出せた事に満足し、私は一人、微笑んだ。
毎日、たくさんの花が私の元に届く。
私は、それ程 花に詳しくないが、中には相当高価な物も含ま
れているようだ。
誰が、なぜ、私に花を贈ってくれるのだろう。
貧しい絵描きの男が全財産をなげうって、美しい女優に膨大な
量のバラを贈ると言う歌詞の歌があったが……。
私は女優ではないし、そこまで想ってくれる人もいない。
父は医者だが、贅沢が出来るほど家は お金持ちではないから、
その線でもないだろう。
そう言えば……私は、ここで何をしているのだろうか。
そもそも、一体、ここはどこだろう。
ふと、そんな疑問が頭を掠める。
季節を問わず集められた花々に囲まれながら、どことは定まら
ない目でボンヤリと外に視線を流すと、忙しそうに人が通り過ぎ
ていくのが見えた。
私のいる白い部屋の中だけが、時間に取り残されているようだ。
ああ、そうか。
私は唐突に理解する。
これは“夢”だ。
いつも私が見る幸せな夢の続き……。
何だ。そうだったんだ。
私は、再び笑みを浮かべると、しばし、花の香りを楽しんだ。
・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・
はい、手抜きですね ^^;
本作も かなり古いです。
『眠れる森の赤頭巾』 に出てきた沙織のクラスメイトが主役の
お話になっていますが……^^;(う~ん
1999年に見た夢(夢日記11『かくれんぼ』)を基に書いた お話の
一つです。
あまりに夢の印象が強くて、精神的に辛かったので、書いて昇華
しようとしたのかもしれません。
ちなみに、もう一つは 『猫待ち月の夜に会いましょう!』 のショート
バージョンで、本作とは作風が違います。
ニコッとでは、ショートバージョンに手を加えたロングバージョンを
掲載しています ^^
どちらの路線で行こうか考えて、結局 『猫~』 の方にしました ^^;
そんな意味で、本作は 私らしくない お話です ^^;;
今日も一日、ウダウダしてました。
今、バレーボールを観ています。
今の所、ペルーに勝てそう……あ、勝ちました ^^
ゲームセットですw
頑張ったね、ニッポン♪
題名の通り、引っ掛けているのは『胡蝶の夢』の方です。
百万本のバラは、軽いジャブでw
学生時代に習う漢文なので、夢の彼女にも馴染みがある、はずなんですけど、
彼女は国語が苦手です ^^;
今日は、豪華三本立てですか ^^
それは楽しみです ^^
なんて説話がありますよね
それとはひっかずに
百万本のバラできましたね
これを枕詞として
どういう結が待っているのだ
楽しみにしてます
拙作に関して
今日は3っつありますから
お好きなのを一つ読んで下されば十分ですよ