『いつでも会える』
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/20 22:47:59
『いつでも会える』 / 菊田《キクタ》 まりこ
本書は、大きな悲しみに見舞われた子犬 シロのお話です。
いつも一緒だった飼い主を、突然、失ってしまったシロ。
何をしていても彼女を思い出し、悲しくて悲しくて……。
と、まあ、こんな感じのお話です。
本書は、絵本です。
購入のキッカケは、本屋で何気なく読んでいて、「ああ、これはヤバイぞ」と ^^;
涙腺は緩いのですが、人前では泣けない私なのです。
誰にでも いつか訪れる死と言う別れを どう乗り越えていくか?
……みたいな お話なので、ほとんどの人の心に響くと思います。
絵本ですが、子供が、と言うより、大人の方が考える事が多いでしょうねぇ。
実は、手元にある この絵本。二冊目なのです。
最初に買った物は、飼っていたハムスターを亡くした友人にプレゼントしてしまったので ^^
友人が、この絵本をどう読んだかは分かりませんが、大切な一冊になってくれたらと思いました。
さて、ストーリーは……絵本なので、これ以上は語れませんね。
では、作品の補足を ^^
本作は、1999年のボローニャ国際児童図書展でボローニャ児童賞・特別賞を受賞しました。
この作者さんには、『君のためにできるコト』『僕のとなりには』などがあり、それらもオススメです ^^
“ただ側にいて欲しい”とか、“隣にいるのは貴方でないと” と言った純粋な気持ちになれる、かも?
メッセージカードの代わりに お花に添えると、大切な人に心が伝わるかもしれませんよぉ~^^v
大人も楽しめる絵本は、子供にも与えるモノは大きいのでしょうね ^^
児童文学でお、『ごんぎつね』『百万回生きたねこ』『かわいそうな象』なんかは、
大人になっても泣けます。
涙腺が緩いので、人とは違った所で……なのですが ^^;
死は誰でも経験する事ですから、どうやって乗り越えていこうかと
言う事を提案しているような感じではありますね。
雰囲気的には『千の風になって』みたいな ^^
子供だましは、子供には通じないそうです ^^;
子供だましで喜ぶのは、大人だけだとか。
絵本なら、過酷な現実も やんわりと表現できるのだと思いますよ ^^
ワタクシメも「ごんぎつね」の絵本版で、
小学生の時、涙腺が緩みっぱなしでしたよ~。
けっこう残酷なもののようですね
子供に疑似体験させて
強くするのが目的なのでしょうか