退魔除霊師 ～ヘビガミ～ (２)
- カテゴリ：自作小説
- 2011/06/29 11:56:39
ザワザワどころではない騒ぎの中、オレは唐突に目を覚まし
た。
まだ辺りは暗かったが、見慣れた天井が目に入り、オレは訳
もなく安堵した。
今、見ていたのが どんな夢だったのか、既に曖昧になって
いる。
思い出そうと目を閉じてみたが、どこまでも闇が広がっている
だけだった。
諦めて、何気なく寝返りをうつと、眠りにつくまで側にいたは
ずの妖かしの姿が見えない。
「……オッケー？」
小さな声で名前を呼んでみたが、返事はない。
――猫又《ネコマタ》。
年経た猫が妖気を身につけ、やがて神性を宿す頃に尾が二
股に分かれる事から、そう呼ばれるようになった妖かしだ。
神性を宿すほど長く生きる猫がいなくなったのか、はたまた都
会の生活では悟りは開けないのか。
あまり この辺りでは姿を見かけない。
その “オケノニミモオ”と言う、何とも長ったらしい名前の猫
の妖かしは、いなくなった仲間を捜して、住み慣れた離島から
町に出てきたのだ。
が、こいつは人間の女性に甚く興味があるようで、『どうかオ
ケと呼んで下さい』とか『ランチを一緒にいかがですか』などと
澄ました顔で女性を口説く。
時々、こいつは目的を忘れているんじゃないかと心配になっ
たものだが……。
そのいなくなった――やはり“エコノリアナン”と言う長い名前
の――猫又は、今は部屋の奥、ダンボールで作った簡易ベッ
ドの中で寝息を立てている。
見つけた時には酷い怪我を負っており、一時は危険な状態
だったが、妖かしの生命力は半端ではないらしい。
と、嫌と言うほど聞き覚えのある声が、断続的に障子の向こう
から聞こえてくる。
それでも目を覚まさない二股尻尾の三毛猫が、ちゃんと息を
しているのを確認して、オレはホッと息をついた。
外の騒ぎは一向に治まる気配もなく、次第にエスカレートし
ているようだ。
時間も時間だし、そろそろ止めるべきだろう。
「ったく、しょうがないなぁ」
オレは、独り言を言いながら立ち上がった。
・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・
今日は早いＩＮです ＾＾
話も短めでｗ
冒頭は、ツチノコ視点の話とリンクしております。
これから、一泊二日で温泉に行ってきます ＾＾
ストレスの解消と体力の回復の為の旅行ですｗ
ま、両親と出かける色気のない旅ですが……＾＾；
折角の休み、ノンビリしたいと思います。
と言う訳で、今日はここまでｗ
結局、他人と自分は どう違うかは分かりませんから、自分が特殊だと言う事には
気づかない物なのかもしれませんね ＾＾；
そして、作者にも分からない事はありますから Σ(ﾟﾛﾟ；)（ｴ！
物語の中で、人物が勝手に動くのと一緒でしょうねぇ ＾＾
でも、青龍が自分の身体に宿っているなんて、主人公ちゃんは全く気付いてませんｗ
青龍は春をつかさどるから、“優しい性格”を中心としてますが…
なんででしょうね？ 拒否反応。←作者だろ
話は丁度『シニガミノカマ』終了直後になります。
完全に猫に戻ってしまったエコを連れ帰り、瑞希を協議した結果、
オケともども、しばらく神社に置く事になりました ＾＾
トグの鎌に貫かれていましたから、しばらくは動けないかも ＾＾；
拒否反応……みたいなものが起きているのでしょうか。
宿している恩恵はあるのかもしれませんが、いい事ばかりではない
と言う事なのでしょうね。
人なら死んでそうな怪我を、なんとかなおせるのですからね。
本命物語の主人公ちゃんは、身体に青龍を宿しているようなものだけど、
まだうまくつながっていないらしく、ちょっと身体は弱いけどね
自分が人間なのか、妖かしなのかと悩んだ時期もありましたが、
ロクは少し吹っ切れたようです。
最近では、オケの事を 妖かしを知らない誰か に紹介する時、
何と言うだろうなんて事を考えたりもします。
今なら「オレのツレ」とか言うのかなぁ～＾＾
どんな夢を見たのか忘れてしまうようですが、過去の夢は見ている
ようですよ。忘れてしまうのは、夢の最後に出てきた人の仕業かと ＾＾
今日は、朝５時起きでした ＾＾；
家族が 早い時間に起き出したので、つられて目が覚めました ＾＾；
私はどこでも眠れるのですが、家族はデリケートみたいでｗ
何度も温泉に入りに行ったと言うのもありますが、体はクタクタです ＾＾；
一度 出来てしまったキャラは、書きやすいので、つい長く使って
しまいます。
元々は、童話チックな短編ばかり書いていたので、その場限りの
人物も多かったのですが……＾＾；
恋太郎さん達も、キャラがしっかり固まっているので、サークルの
お題を書く時にも、スラスラと書けるのでしょうね ＾＾
全部の お話をまとめた本が出るといいなぁと願っております。
相手の方が年上（どころではないくらいご年配）ですが、
ロクにすると、話す猫や蛇と言った所なのでしょう ＾＾
ロクの場合、そう言う自分も犬になりますから ＾＾
始めの夜に、布団に潜って爆睡していたオケが、ロクに
気づかず そのまま眠っていたので、それ以降は気にして
いないようです ＾＾
オケは、変に気にすると気不味くなると思っているのです。
ロクの方は、オケの人型を忘れていると思われます ＾＾；
ただの猫と言う感覚なのでしょうね。
寝顔を見てた……なんて、恋人同士みたいですぅ (◡‿◡✿)ｷｬ
温泉、良かったですよぉ～＾＾
その場所が、涼しかったので露天風呂が最高でした ＾＾
オッケーはトラ猫です。三毛はエコの方で ＾＾；
紛らわしくてすいません ＾＾；；
オケの女性好きは筋金入りです。
若い子よりも、妙齢のご婦人が良いそうで ＾＾；
いいですよぉ～＾＾
北海道には、あまり混浴がないので、ご一緒する事が
出来なくて残念ですｗ
仲がよさそうね・・部屋もいっしょで、並んで寝ているわけだし。。
毎晩、ロクはこういう幼少時の夢を見ているのかしら？
温泉旅行で、藍姫様もリフレッシュかなぁ？
しっかりとお楽しみくださいませませ・・（微笑）。
どこまで行くでしょうね
の言葉に、やわらかい笑みを感じているのは、わたしだけでしょうか…？
寝返りをうつと、すぐに姿が見えるくらい、
お二人は近くに寝ていらっしゃるのですね＾＾
まぁ、男同士なので気にしないということもあると思うのですが。
元々プライドの高い動物である猫⇒猫又(オケ様)が簡単に寝顔を見せるのが、
少し不思議です。それほど信頼しているということでしょうか…＾＾
温泉、行ってらっしゃいませﾉｼ
人間の女性好きがいいですね
好感度大です
温泉
いいですね
なんでって裸になられるからです