※よく分からないオリジナル作品です。
※自分でもなにが書きたかったのかよく分かっていません。
※百合描写アリです。「百合ってなに？」と言う方は見ないほうがいいです。
※ちょっとテンションがアッパーでアチョーな時に書いたので変態が多めです
※だけど18禁じゃないです。たぶんニャル子さんレベルだと思います。
※それでもOKなかたは、どうぞ。


「始めまして。今期生徒会会長を勤めさせていただきます大神綺麗です。至らぬ所も多々ありますが、他のメンバーと協力し努力していくつもりです！　どうか一年間、よろしくお願いします！　ところで暑いので脱い……って、なんでコードを抜こう」
「先ほど阿呆が醜態を晒して申し訳ない。今期生徒会役員副会長の黒間・A・ゼータです。あの阿呆の至らぬ点をカバーするのが私の役目です。このような会長ですが同か見捨てないでやってくださ――って、行ってるそばから脱ぐなこの阿呆が。もういい。こんなやつ見捨てて」
「申し訳ないが、馬鹿二人の醜態を晒さないために一旦コードを抜かせていただいた。生徒会書記の黒姫朱音だ。私の役目は各活動にて記録を書きとめる事……のはずだ。だが先の二人は有能だが馬鹿でな。なのであの二人の愚行を修正する役目も私が引き受け――ひゃうっ！？　っちょ、やめて！　あ、んぅ……。こんな醜態を晒すくらいならこの設備を破壊して……。んぁ――――！」
「……ん……はぅ……おいしかった。あ、私は生徒会会計の白百合京子です。えーっと、みんなで楽しく生徒会をやていけるように頑張るのでよろしくお願いします！」
　生徒会選挙が終わった翌日の昼休み。校内放送にて生徒会役員の自己紹介が流された。
　そしてそれを聞いた生徒達はこう思った。
　――だめだコイツら、早く何とかしないと。と言うかなぜコイツらが当選した？

　所変わって放送室。無事放送事故を起こした生徒会役員たちは片づけを済まし、それぞれの教室へと向かっていた。
「うん。第60期生徒会の生徒会最初の仕事はクロが邪魔しなかったら成功だったね！」
「阿呆め、俺の判断は正しかった。そしてクロはやめろ。黒間と呼べ」
「えー？　クロはクロだからクロであってクロじゃないクロでもクロなんだよ？」
「……結局俺はクロでなくてもクロなのか」
　いきなりわけの分からない会話をし始めたのは、生徒会会長の大神綺麗と副会長の黒間・A・ゼータだ。
　大神は日本人のような名前の割には色白の肌に銀髪と琥珀色の目を持っていて、日本人とはかけ離れた外見をしている。しかし育ちは日本なので本人は「れっきとした日本女子だ！」と言い張っている。
　それに対し黒間は少し瞳が赤みがかっていること以外は日本人に近い容姿をしている。ちなみに名前の『・A・』が顔に見えると言うと怒る。
「二人とも五十歩百歩だろうが……。そして白百合、その胸を当てるな自慢かそうかどうせ私はまな板だどうせ発育が悪いんだそして私にそっちの気は無い押し倒すな胸をまさぐるなうわちょやめ――！」
「ほらぁ……体は正直だよ？　気持ち良く……なろ？」
　全力で貞操の危機から守っているのが黒姫朱音、全力で黒姫とアーッ！　しようとしているのが白百合京子だ。
　黒姫は黒間と似た容姿をしている。黒髪に赤みがかった目だ。黒間との違いはその瞳が赤みがかっているというより真紅と言ったほうが正しい事だろう。髪は背の中ほどまであって、その一部を頭の右側でサイドポニーにしている。人には「バランスが悪そう」といわれるが本人は「特訓だ」と言い張る。何の特訓なのかは未だ明かされた事はない。
　白百合は大神と同じく外国人のような姿をしている。金の髪は肩を少し過ぎた辺りまで伸びており、ふわふわと軽くウェーブがかかっている。肌は白いが不健康さは感じられず、一種の神々しさを感じさせる。そのような天使のような容姿をもって――黒姫の貞操を脅かしている。
「うぁっ、うっ！　二人のどっちか、助けて……って脱ぐな黒間の言う通りに貴様は阿呆だ時と場合を考えろ脱ぐなら黒間の家で脱げこの人狼そしてお願いやめて白百合！」
「えー？　だって暑いし制服って着心地が悪いし……」
「待て、何故俺の家で脱げと言う。そしてこんな所で大神の正体をバラすなこの吸血鬼が」
「フン。貴様も同格ではないか魔法使いめ。……って、真面目キャラで通すつもりだったのに！　先生に『唯一の常識人だから辛いだろうが頑張ってみてくれ』って言われたのに！　私には無理だった……。もうどうなってもいい……」
「『どうなってもいい』……？　じゃあ……朱音ちゃんの初めて私に頂戴？」
「それはダメ……ひゃ――――――――――！」
　第60期生徒会は、今日も平和であった。