Nicotto Town



ゴッホの浮世絵

今日、ガラスの美術館へ行きました。

そこで一番私の印象に残ったのはゴッホの浮世絵。


日本の浮世絵で雨の絵が、
線で表現されていることがヨーロッパではとても斬新で
いろいろな人がそのアートを真似したらしい。

そのなかでもゴッホ模写した雨と
浮世絵の雨が並べて置いてあった。

浮世絵はそのまま江戸時代くらいのそのままの日本の風景。
ゴッホの絵は、どこか西洋風な日本の風景。

雨に濡れた端には雨染みはなく、遠くに広がる風景はどこかぼやけている。
日本の四季ははっきりしていると言われるくらい
絵にしても日本の風土は雨、雪、春、夏、秋の色が鮮明だと思う。

雨が降れば色はより濃くなり、その一つ一つを浮き上がらせる。
そんな印象を絵にすると、誰もが知っている日本の風景という浮世絵になるのだろうか。

一方、ゴッホの書いた雨は遠い日本に想いを馳せながら自分のふるさとの風景を重ねて
描いた絵なのだろうかという印象を受けた。
雨が降って霧立つ景色は色をぼんやりとさせ
シットリと湿った空気は全ての色を統一させようとするような緩やかな印象を受ける。

個人的にはゴッホの絵に好きなものはない。
でも、この浮世絵の模写は好きになってしまった。





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