今日、図書室に行ったときにふと「自分がラノベを好きになった切欠ってなんだろう？」と思いました。
　なので何で好きになったのかを考えてみます。

　まず、最初に読んだラノベは「キノの旅」でした。
　中学の図書室に置いてました。
　図書委員をやっていて、妙にこの本の貸し出しが多いので「ちょっと読んでみるか」と思ったら、ハマりました。
　短編集というちょっと変わったタイプですが、ラノベ好きの切欠になった作品だとは思います。

　次に思い出すのは「ゼロの使い魔」です。
　まあ、有名どころですよねー。
　今ではハーレム嫌いですが、昔はそんな事を気にせずに純粋に楽しんでました。
　読み返そうと思うことはたぶんないでしょうが、1～12巻＋タバサの冒険3巻＋烈風のカリンは持ってます。
　うん、ギーシュ好きだよギーシュ。
　それとイルククゥも好きなのね、きゅいきゅい。

　だけど……思い返してみたらどちらでもありませんでした。
　キノの半年くらい前、そこに全ての原因がありました。


「ドラゴンラージャ」です。
　これが全ての原点です。

　ラノベって言うよりは、ジャンルは児童書なのでしょう。
　ですが、この作品はラノベに近いものだと思います。

　ちょっとナルシスト気味な主人公の一人称。
　中二っぽい台詞回し。
　これはラノベの特徴でしょう。

　エルフ、ドワーフ、魔法で人間の姿になるドラゴン。
　博識な弓使い、勇敢な剣士、謎の魔導師。
　これはファンタジー作品なら普通にある要素です。

　ですが、
　ロウソク職人、低級の魔法しか使えない魔法使い、唯一の常識人のトロール、キチガイ気味な魔剣
　これは、そう見当たらない要素でしょう。
　特に、主人公がロウソク職人のファンタジー小説なんて、これくらいしかないはずです。

　しかし主人公はロウソク職人であることに誇り（？）を持っている。
　国王に対して己の価値観を語る場面は、未だに心に残っています。

　1巻から最終巻まで、ずっとワクワクしながら読み続けた作品です。
　ハリーポッターもセブンスタワーもダレン・シャンもドラゴンライダーもデルトラも読みましたが、
　一番心に残っているのはドラゴンラージャです。
　ちなみに二番目はデルトラかセブンスです。だってどっちも面白い（ｒｙ

　未だに読むときはワクワクしますね。
　たぶん、一生この本を読み続けるんだろうな……と、そう思います。

　自分の憧れは神曜日にあって、
　自分の尊敬は都会トムにあって、
　自分の楽しみは川上作品にあって、
　自分の原点はドラゴンラージャにあります。

　……まあ、本を読み始めた切欠自体はデルトラにありますが。

　とりあえず、面白いのでいろんな人に読んで欲しいです。
　……しかし改めて読んでみると、下ネタ酷いな。ホライゾンと同格か……？
　イルリルの「生殖行為」連呼はやべーって。マジでやべーって。
　3巻のアレとかもうアレだし。フチ、よく我慢したな……。

　……いや、下ネタだけがドラゴンラージャの全てではない。
　あの森での「自分自身」との問答とか、色々と考えさせられるものがあるんだ……！
　最終巻のラストとか、凄い良かったんだ……！
　下ネタだけの作品ではないです。断じてないです。



　そんなわけで、昔に読んだ本を紹介している自分でした。
　ちなみに続編に「フューチャーウォーカー」というものがあったりします。