テスト期間なのに、はがないの7巻を読んでしまいました。

　なんとなくギャグのキレが悪くなってきてるような。
　その分シリアスになってきてるので問題ない気もしますが。

　話の方は、夜空がかなりワガママだったなー……と。
　自分の欲望のために映画の脚本を書き換えたりした所とか。
　ワガママとは違うけど、映画の脚本を盗作してた所とか。

　その分、今回は肉星奈が輝いてたと思います。
　過去に拘るあまりワガママになる夜空に対して正論言ってたりしてましたからね。
　星奈の株が急上昇。
　まあ、正しすぎる感じもしますがね。

　新キャラの遊佐が可愛かったですね。
　感性がズレてる……！　一般人とは違う感性です……！
　ギャグ要員として今後に期待です。

　そしてラスト。
　理科がすげぇ。マジですげぇ。
　変態なのは事実なんだろうけど、本当は隣人部で一番の常識人な気がします。
　理科の株も急上昇ですね。

　というか、とうとう小鷹を追い詰めたよ……。
　しかし追い詰められても「え？　なんだって？」と言う小鷹がヤバイ。
　まあ、それが理科の問いに対しての答えなんですが……。
　答えが最悪だろ……。

　つーか小鷹の鈍感って演技だったのかよ。
　てっきりハーレム系の主人公によくある鈍感だと思ってたけど、こいつ気づいた上で鈍感を演じてるよ。
　なんというか、小鷹に友達がいない理由って、
『やろうと思えば普通にできるけど、わざと自分から壁を作ってる』
　って気がします。
　ズボンの裾を捲くってるのも、「前の学校でみんなやってたから」じゃなくて「友達を作らないため」な感じがします。

　そういえばヒロインが小声で言う台詞がちゃんと書かれてるのも、『聞こえてるのに無視している』っていう伏線だったんですね。
　よく考えたら本当に聞こえてない台詞は三点リーダー使って「……だから」って感じにしてますしね。
　地味ながらも凄い伏線だなぁ。

　今後は星奈と理科が引っ張っていくんですかねー。
　星奈は純粋に前を見続けていて、理科は小鷹を変えようとしてますし。
　……主人公を成長させるタイプのヒロインが好きなので、現在は理科が一番好きです。
　というか、前から理科が一番好きでしたけどね。


　そんなわけで、8巻が楽しみな自分でした。
　小鳩はいつも通りの可愛さでした。