Nicotto Town


零崎儚織の人間摩擦


お・り・が・み

 修学旅行で最終巻まで読み終えました。
 感想を書きます。ネタバレ注意です。



 最初の方(1~3巻)こそ「マスラヲの設定を理解するため」程度にしか思ってませんでしたが、
 4巻で鈴蘭が容赦なくエスティぶっ殺した辺りからなんか面白くなってきました。
 思い出の「お兄ちゃん」ですらぶっ殺すとか……「吾川」だった頃とは大違いですね。


 5巻ではクーガーさんが格好良かったですね。
 自らの目を抉った理由とか、行動の理由とか。
 というか、クーガーさんが死んだ所では泣きましたよ……。飛行機の中だったので我慢しましたが。
 それとセリアが可愛かったですね。まあアウターらしい行動もしてますが。尻尾でドーン。

 
 6巻は圧倒的にクラリカが主人公でしたね。
 クーガーさんとクラリカが「お・り・が・み」で特に好きなキャラです。
 勇者さんは勇者のくせに覚醒するのが遅すぎです。まあ、覚醒=狂人化だからしない方が良いかもしれませんが。
 純粋だった頃の吾川さんはもういない……。今はもう、名古屋河総帥なんだ……。

 おっと、話が逸れました。
 ラストの方のハウちゃんに挑んでいく所とか凄く好きですね。
 クラリカが格好良かったです。勇者を差し置いて表紙になっただけの事はあります。
 というか、最強の一般人ってクラリカじゃないでしょうか?


 7巻は最終巻に相応しい盛り上がりでしたね。
 律子枢機卿が説得する所が良かったですねー。誰かマヒロ王子を呼んで来い。
 そしてアウターVSアウターの規格外なバトルも良かったです。
 しかし、リッチさんって比較的まともな方だよなぁ。死者以外には手を出さないし。カッコを成長させようとするし。
 ほむらさん相手に戦う所も良かったですね。睡蓮マジチート。魔王の見えざる手には適いませんが。

 そしてマリーチとの戦いも良かったですね。
 チートVSチート。その結果は鈴蘭たちの負け。
 しかし応援が来て、リップルラップルによってマリーチのトラウマを抉られる。
 しかし、人間の言葉(理性?)が武器になるって言うのはこの頃からだったんですね。
 ヒデオやマヒロ王子は最初から武器が言葉でしたが。というかそれ以外の武器がありませんでした。

 最後の最後は全員復活でした。
 ご都合主義と言えばそうなんですが、その前の会話でなんか許せます。
 というか、代償が名古屋河の歴代最強の力を失うというのもあって許せます。
 「魔王の見えざる手」で時間を巻き戻してますし、それが代償となるとなんとなく納得できますね。



 とりあえず、最初に思っていたよりも楽しめた作品だな……と。
 自分の中のラノベランキングだと、S-って辺りですね。Sは終わクロ&ドララジ、S+は神曜日です。

 そんなわけで、次からは「戦闘城塞マスラヲ」を読む予定の自分でした。
 影の総帥リリー……いったい何者なんだ……?




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