Nicotto Town


零崎儚織の人間摩擦


奏(騒)楽都市OSAKA 読み終えました

 4日くらいで上下巻の両方を読み終えました。
 早い……。川上作品は大抵2ヶ月くらいかけて読むのに、OSAKAは4日とか……。
 ちなみに上巻を3日、下巻を1日で読みました。

 なんというか、内容は氏の作品の定番ですね。
「強い迷いを持った人間の出した答えは強い」みたいな。
 清義がよくショーイ君に言ってた言葉が、氏の作品の特徴をよく現してるんじゃないかなと思います。
(こんなこと言っていいほど氏の作品を読んでませんが)

 あとがきで「1回目は戦闘モノ、2回目はどうして勝てたか/負けたかを考える~」みたいなこと書いてましたね。
 3回目をどう読めばいいかは忘れてしまった……。
 どうにかして買って手元に置いておきたいですね。amazonは在庫ありませんでしたが。
 都市シリーズ重版しないかねぇ。ホライゾンがアニメ化した今、需要はあると思いますが。
 というか、ホライゾンアニメ化前に図書室に都市を入れてもらった俺ナイス判断。あと少しで揃わない所だった。


 以下、ネタバレ注意です




 清義が死ぬのは予想できてましたが(クロの彼女に似てたから)、マジで死ぬとはな……。
 無意味に殺すタイプの作者ではないし、清義が死んでしまった理由についても考えてみようかなあ。

 あと孝弘さんすごい死にそうだったけど生きてて良かった。けっこう変態的だよね隆弘さん。
 ナチュラルに変態なのは川上作品では当たり前か……。

 上巻~下巻の中盤まで、一切主人公が活躍しないのは予想外でした。
 活躍しないどころか敵に攫われるとか……ああ、服を着た全裸も敵に攫われましたね。つまり同系統か。
 だけど難波総長との戦いを通して成長するあたりからかなり格好良かったです。
 カラーイラストで分かってたけど、ここで右腕が吹っ飛ぶとはね……。
「真の道は過去にあり」という詞通りに、過去が重要なキャラでしたね。
「真の道は未来にあり」という詞を持った久秀とは対になってますね(アホでも分かりますね、はい)。

 妙に聖さんが好みだったんですが、出番が少ない。
『葵』・聖って……まさか、全裸とか狂人姉の家系がCITYの世界まで続いてる……?
 キャラ的には歴代の槍使いに似た感じのものを感じますね。
 孝弘さんとラブラブ(死語)で可愛いです。もっと見てえんだよ……!

 ユーキは最高です。すごいクールなのかと思ってたらそうじゃなかった。
 ラストの思っていることと話す言葉が真逆のシーンは読んでて涙が……。
 氏の作品のヒロインだとロゼッタかそれ以上に好みですが、ショーイ君とのいちゃらぶ(死語)が足りん……。
 まあ、デレたらいけないし、デレたくてもデレてないのも彼女の魅力なんですがね……。
 これは脳内妄想で補えということか。……OSAKA読み込んで二次創作書いてみようか。
 最大の問題は、関西弁を書けれないということですか。……こっちも勉強するか。



 ネタバレ終わり





 単純にバトル/主人公成長モノとして見ても面白いですし、オススメの一作ですね(入手困難だけど)。
「都市シリーズの中でも読み易いほう」と言われるのがよく分かります。
 ……個人的に、旧伯林が一番読み安いと思いますが(量は少ないけど川上作品の定番は押さえてる)。


 そんなわけで、次は電詞都市DTを読もうと思う自分でした。
 長耳は大好きですので、ええ。さとやすさん最高ですな。

 ……つーか、ニッチすぎて誰もついてこれねぇ記事だよなあ、これ。




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