Nicotto Town


つくしのつれづれノート


大河・軍師官兵衛の冒険(第3話)

え~、初恋のひとおたつの死に絞った記事に続いてカンピョー(官兵衛)の旅を中心にした後編いきます。(とにかく美味しすぎるネタをたった1話に詰め込み過ぎなんだよ!!(`▯´)2・3話に分けてくれたらもっと余韻に浸れるのに…)

おたつの死で復讐心に燃えるものの爺ちゃんに諌められどうしたらいいかわからなくなるカンピョーでしたが、それを見かねた父職隆が最新兵器・鉄砲を購入する名目でカンピョーを堺へ旅立たせます。

そうです。
官兵衛の「はじめてのおつかい」ですwwww
(♪チャラララチャラララ チャッチャ チャッチャチャラララ ♪だーれにもないしょで おでかけなのよ~www)



京は時の将軍足利義輝が松永久秀ら三好三人衆に暗殺されて畿内が戦で大荒れしている中、道中金目当ての盗賊に襲われたカンピョー御一行を浪人が助け旅を共にします。
見た目いかにも剛の者って感じだったので時代的ににメチャクチャ無理ありますが関ヶ原合戦まで黒田家家臣だった後藤又兵衛(大阪の役で真田幸村と共に幕府軍と戦った浪人武将ですよ!)かと思ったのですが、
なんとこれが後にカンピョーを1年間投獄した荒木村重だったのでビックリしました。

荒木村重は信長を裏切ってカンピョーを投獄し後に茶人・荒木道薫(道糞)となった後半生の方が断然有名なのですが、(NHKでアニメにもなった茶人・古田織部が主人公の「へうげもの」にも登場してます。)、元々この人生まれながらに摂津の豪族・池田氏重臣という上級武士なので、あんな汚い浪人として登場するとは思いもよりませんでした。

まあこの際史実うんぬんはおいといて、荒木村重がまさか多少うずうずうしいものの義侠心のある好漢としてカンピョーの前に登場するわけでさらにビックリ。
荒木村重をこういうふうに描いてしまったのだから、今後カンピョーが信長の家臣となった際に親友状態で再会するんだろうなあと思いつつ、それがどういう心境でカンピョーをあばた面・びっこを引いた左足ににしてしまった土牢に1年間も投獄してしまったのか今後の作中の村重の描写がすごく気になりますね。



そして堺の今井宗久から鉄砲を購入し(しかもここですでに竹中秀吉の影がwww)街中を当てもなくうろついてたところに出くわしたのがキリスト教
教会内で説教していた南蛮神父はイエズス会宣教師ルイス・フロイス(92年大河「信長」のナレーションです。)、隣で通訳してる日本人神父はロレンソ(92年大河「信長」で稲川淳二が演じてました。)と思われます。
後に黒田官兵衛も高山右近(禁教に背いたため国外追放される。フィリピンでBIP扱いされたがすぐにマラリアで死去)と蒲生氏郷の勧誘でキリシタンとなるわけです。

洗礼名ドン・シメオンをとは別に官兵衛が隠居後に名乗った如水の号(私ミカサは黒田官兵衛よりも黒田如水の名の方に馴染みがあります。)がキリスト教の聖典である聖書の登場人物から採られている名前だということはご存知でしょうか?

その人物は旧約聖書「出エジプト記」のモーセの後継者のヨシュアという人物であり、
イスラム教の聖典にもなっているモーセ五書(創世記・出エジプト・レビ記・民数期・申命記)次に来る「ヨシュア記」の主人公・筆記者だったりします。
ヨシュアはモーセの死後、指導者としてパレスチナ地方(神から約束されたカナンの地)を征服した武将であり(その逸話も神の奇跡で川をせき止めたり、角笛で城壁を崩壊させたり・闇夜の中敵を逃がさないため沈む太陽を止めたりとメチャクチャなものが多いのですがwww)、
官兵衛が武勇著しいヨシュアにあやかって如水を名乗ったとしても別に不思議は無いですね。(他に如水には「孫子」水のごとくしなやかにとか、先輩軍師・竹中半兵衛の号「水徹」を継いだものとも言われる。)




…まあ、いずれにしても今回のカンピョーの出会いはまだまだの先話へのプロローグに過ぎないのですが、まだ自分が大きな歴史の渦の中心に飛び込むことになろうとは思ってもみなかった青いカンピョーなのであった…
って感じですね!!



とにかく次回に期待です!!














…しかし今回の3話、
やっぱり詰め込み過ぎでおしい!!
おたつの死と官兵衛の旅をそれぞれ分けてじっくりと見たかったです。
それを見ても今後「軍師官兵衛」の展開はさらに濃くなること間違いなしってことなのですが…

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2014/01/23 00:54
三田川様へ…荒木が浪人として登場したのはさすがにビックリしましたが、あの出会い方のせいでこの先投獄されるときどういう演出になるか逆に気になりますね。
おたつとの死別の過程が「風林火山」似通ってたので仇への恨みをどう決着させるのか気になったのですが、意外にあっさりと終ってしまったのでちょっと不満ですね。「風林火山」の山本勘助が恋人の仇の武田への恨みに決着を付けて信玄の家臣になるまで10話近くかかってるのでちょっと期待してたのですが…
おたつの死に直面した官兵衛はよかったけども、官兵衛が発見された時点でおたつが惨い死体になってた方がドラマに深みが増したように思います。(昔の大河ではもっと惨い死に方したヒロインがいましたが、今じゃその表現は無理かな…)

やっぱ如水ですよね。個人的に小説や講談よりも先に歴史書から入ってきてるので時代ドラマの官兵衛の名前にはなじめないです。
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2014/01/22 22:57
こんばんは! 今回も感想楽しく拝見させていただきました。
今回は自分は、爺ちゃんの死がえらい唐突でびっくりしたことと、あとやっぱ荒木さんでしたwwwwwww 二度見どころか五度見くらいして、自分の記憶違いだろうかとPC開いてwiki見たりしましたw いやぁびっくりです。どんな脚本でくるのか今後の展開に期待しちゃいます。
あと、爺ちゃんが凄く好きだったので悲しかったですわー。魚食べてるカットで死のナレーション流すそのシュールが絶妙で、この監督面白いな。。。ってちょっと思ったり。
あとあと、当時の堺の街の雰囲気を出そうと頑張ってて、そこも凄く感心しました。このドラマ、中国映画並みの大げさなSEを入れたりするのでそこがイライラするんですけど(あとナレーションが自分はかなりキツイ)、その他はとても良いし気合いも入っていて毎回見どころもあって毎週楽しいです。
テンポに関しては自分は丁度良かったですー。
仇討を止める説得を父ちゃんや爺ちゃんがしてましたが、どれもこれも説得力が足らんなぁと思っていたのでさくっと時間が飛んでくれてほっとしたのでした。

あ、そうだ!
今回の冒頭、おたつの死体(になる寸前)を見た瞬間岡田くんが「ぅあ゛あ゛あ゛っ!」って叫んだじゃないですか。あの叫びは素晴らしかったと思いませんか? 私は初っ端から拍手してしまいました!!

いやぁ、来週も楽しみです。因みに自分もじょすいの名前が一番なじみ深いです。




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