Nicotto Town


小説日記。


未来日記所有者14thの日記。
その日の出来事が「全て」小説のように綴られている。
しかし一日一回しか未来が更新されないので、大まかな事しか解らず精密さに欠けイレギュラーに弱い。

ダークバスター 13




 さわやかに駆け抜けてゆく風。
 爆発音と賑やかな咆哮と、男女二人の掛け声…――?
 驚いて目を開けると、そこには壮絶な戦闘が行われていた。
 飛び散る赤紫色の火の粉が舞う星屑と混じって、激しく立ち代わる二人が踊っているかのようだった。
 全く状況が分らないまま重い腰を上げ立ち上...

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ダークバスター 12






「――――ヴァシカァァァアッッ!!!!!」
 幼さが捨てきれない少年の絶叫。
「――ッ?!」
 思わず眼を開ける。
 差し出される手。
 あたしは反射的に手を伸ばし、固く繋ぎあった。
 滲んだ視界に映る、灰色がかった黒の瞳。
 ちょっとボサボサで乱れた黒髪。
 目頭が熱くなって、涙が溢れた...

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ダークバスター 11

#-1  星の蒼原



 本当にあたしを助けに来てくれる騎士様なんて…居ないのかな…。
 ――“ヴァシカのことは俺が守るから”。――
 実際に言われた言葉じゃないのは痛いほど分ってる。
 でもあたしはその言葉に、惑わされてしまった。
 凄く嬉しか...

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ダークバスター 10

#-1  星の蒼原


「おはよう!」
「おはよー」
 いつもの学校の朝。
「あ、おはよう魅紗」
「おう、今日も可愛いね理佳」
「なぁ魅紗ー、悪いんだけどここ終えてくんね?」
「待てよ、俺もだって!」
「うちもー」
「あー分ったから!ほら、みんなあたしのまわり来て」
 あたしの名前は“鹿...

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ダークバスター 9

#-1  星の蒼原





 ――――のはず。

「おまたせ―――ッッッ!!!」
 降り注ぐ元気で弾ける少女の声。
 俺の脇腹の真横に刺さる刃。
 飛び散る白い光。
「「…え?」」
 何が…?
 恐る恐る起き上がる俺。
 にしても背中…痛ぇ…...

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