Nicotto Town


小説日記。


ダークバスター 10

#-1  星の蒼原


「おはよう!」
「おはよー」
 いつもの学校の朝。
「あ、おはよう魅紗」
「おう、今日も可愛いね理佳」
「なぁ魅紗ー、悪いんだけどここ終えてくんね?」
「待てよ、俺もだって!」
「うちもー」
「あー分ったから!ほら、みんなあたしのまわり来て」
 あたしの名前は“鹿宮 魅紗”(ミカミヤ ミサ)。
 自分で言うのもなんだけど、男女問わずクラスの皆から慕われている。
 学級委員や企画委員会、レクリエーションや式典の実行委員会や生徒会まで受け持っている。
 最近になって色々なことが重なり、カリカリしているのだが周りにバレないようにしているのが大変だ。
 実際、全てあたしが自ら進んでやったのではなくクラスメイトに推されてやってるわけで。
 皆の信用を裏切りたくないだけだったりするのだが。
 まぁ、当然こんなあたしをよく思わない連中もいたりする。
「魅紗の奴また調子こいてんじゃん」
「ちょっと頭いいからっていい気になってんじゃねーし」
 こんな所。
 だいたい女子を妬むのは女子だ。
 一年になったばかりの時はいじめばかり受けていた気がする。
 でもあたしはそんな連中は相手にしないことにしていた。
 “お前なんか死ねばいいんだよ”なんて言われても、“へぇ?じゃあ殺せば?”で返しつまらないラクガキやイタズラは完全無視。
 気にしたら負けだ。
 勉強用ノートが全部破かれて教室の床にぶちまけられてることとか、ありがちなトイレ来い、なんてのも無視した。
 何の反応も見せないあたしをいじめるのに飽きたんだろう、一年の一学期までで終わったのだ。
 第一、あたしを仮にでも友達と慕ってくれている子が先生に言いつけ、いじめっ子グループはこっ酷く先生に叱られ一件は静かに幕を下ろしたのだった。
 それでもまだ根に持ってる汚らしい連中も居るわけ。
「あたしに何か用?」少々苛立った口調を大声に込めて言い放ってやる。
「ッ…べ、別に」
「…」
 ボソボソと聴こえる連中の声。
 面と向かって言えないなんてただのクズだ。
 あたしは深々と溜息をついて、改めて皆にさっきの数学の問題を教え始めた。

「気にすることないって」
 理佳が気を利かせてあたしに遠慮しながら言ってきた。
 連中のことだろう。
「まぁ気にしてないけどさ…面と向かって言えないのに、あたしは腹が立ってるわけ」
 理佳に笑いかけ、あたしは席を立った。

                           ○

「あいかわらず、長いな!この階段、は!」
 息を弾ませながら屋上まで一気に駆け上がり、錆びたドアを開け放った。
 透き通るような青い空。
 微かに春の匂いを運んでくる風が、あたしの気持ちも少しだけ晴らしてくれた。
 何気なく屋上の手すりに身を預けながら感慨に浸る。
 屋上から睥睨できる広い街の景色。
 いつもだったら里亜も一緒なのだが、おかしなこともあったものだ。
 どうしてか里亜が遅れてくるらしい。
 里亜に限って事故に遭うなんて考えたくもないし、病院というのは昨日元気一杯だった様子からあり得ない。
 そんなあたしの不安をかき混ぜるように吹く結構強い横風。
 風に遊ばれるポニーテールを鬱陶しく手で押さえながらふと思う。
 思えば幼稚園の頃から切っていない。
 頭のてっぺんで結んでも腰まで届く。
 何度か切ろうかな、と里亜に言ったのだが、勿体無いと言われ伸ばし放題だ。
 こんな邪魔くさい髪を毎日洗うあたしの身にもなってほしい。
「…暇…だな……」
 少し具合が悪いと言って授業を抜けてきたのだ。
 一時限目はまだまだ朝で、外を歩く人はまばらだ。
 実は里亜が気になって授業に集中できなかっただけだったりする。
「早く夜になんないかなぁ」
 無理な話だ。
 早くゲームがしたい。
 退屈なんだ、現実世界が。
 疲れたんだ、現実世界に。
 何の変化も無い“リアル”の世界に。
 ギリアこと里亜にダークバスターを勧めたのはあたしだった。
 ゲームなんてやったことが無いと言っていたクセに、今やすっかりあの世界に魅了されている。
 たまに学校でも彼女に“ヴァシカ”と呼ばれてしまって冷や冷やするものだ。
 里亜は気づいていないのだろうが、隣クラスの“三神 凪”はルシファーだということは今の所あたしとアイツだけの秘密なのだ。
 実は幼馴染だったりするのだ、凪とは。
 最近はゲームでしか逢っていない。
 しかし、“ナイト”だけは所在不明だった。
 同じ学校に居るのかも定かでない。
 あたし達三人は素直に今の姿でゲームキャラクターをカスタマイズしたが、ナイトがゲームキャラクターと似ているかは分らない。
 学年会議で他クラスの名簿なんかを見てみたけど、ナイトっていう名前も似たような名前もなかった。
 そりゃそうか…現実の名前を使っているとは思いがたい。
 県外の子なのかも、と思ってもみたが、何故か身近に居る気がしてならない。
「騎士(ナイト)…か……」
























ふえっほー((
めがっさ疲れた。。。
ヴァシカの以外に脆い部分発覚?w

今ナルニア観てますー❀
では。

アバター
2011/02/26 13:40
にゃは~
「あたしに何か用?」って、そこは、笑顔で言わなきゃっ!
嫌味っぽい感じにね~~ww
いやー、みんな現実でも繋がりかけてたんですな。ナルホド。
アバター
2011/02/26 12:40
ヴァシカのキャラクター設定が自分の理想と同じで最高でした~!
ナイトも早く出ないかなぁ~…なんか何回か言ってる気がしますが←
続きも楽しみにしていますー!
アバター
2011/02/26 11:36
魅紗の考え、好きだな。
面と向かって言えないなんて、ただの屑だよね、本当。

いやー、やっぱ面白いなぁ*
そして魅紗のくくっても腰まであるとかむっちゃ萌えるwww((

続き待ってますw
アバター
2011/02/26 08:34
ルシファーって「凪」っちゅう名前だったんすね!
tk魅紗さんやはりポニテっすk!魅音っすk((関係ねぇ
「面と向かっていえないなんてただのクズだ」ていう所が好きー✿こういう生き方したい←
杜紗那と同じく魅紗に萌やされてきましたt(((

続き待ってr(ry
アバター
2011/02/25 22:33
ナイトへのフラグ・・・?
うーん、次回気になるねー!^^
アバター
2011/02/25 21:11
おおw俺もナルニア見てる!
ぉソローw
アバター
2011/02/25 21:08
にょろーん(´・ω・`) ←

どうしよう、魅紗に萌える。←
腰ぐらいまであるポニテだと!?しかも幼馴染だと!?萌える以外何があるのだ!!
複線が気になり過ぎるぜ・・・先輩✿←



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