Nicotto Town


小説日記。


【双子記念小説】




# - Banquet of vampire.



双子はそっくりでした。

産まれたときからずっと一緒でした。

髪が薄茶色で瞳が蒼い方が姉、髪が蒼で瞳が薄茶色の方が妹。

対を成す髪と瞳を持つ双子は、

同じ服を着て、同じ物を好み、互いを愛していました。


————あの日までは。




「裏切ったわね姉さん……」

復讐に、憎悪に穢れた血塗れの言葉。
返ってくるのは、

「これも一族繁栄のためよ……」

悦びさえ滲んだ狂喜の言葉。
三日月に嗤った口許から、尖った犬歯がはみだしている。

肌に突き刺さる大粒の雨。
時節轟く雷鳴に、打ちつける容赦ない刃のような雨は、
ぼろぼろに崩れた屋根から入り込み声をかき消そうとした。


妹は震えた。
怒りにか、憎しみにか。
握りしめた拳、手のひらに鋭すぎる長い爪が食い込んで。

「……許さない、一生許さないわ……!」

「許さなければ良い、あなたはここで死ぬのだから」

「ッ私まで消すつもり?!」

「ええ。私の邪魔をするのなら——たとえ血を別けたあなたでさえ、容赦はしない」

悪びれもせず姉は嗤った。笑った。
妹は理解できない。理解しない。
ただ薄茶の目を見開いて、溢れ出る狂気の雫を垂れ流す。
半開きになった口から、喉から、嗚咽に似た吐息が漏れだす。

「————死になさい」

突き刺すように、姉は言った。
まるで世界の審判者であるかのように、宣告する。
氷のような蒼い瞳に、感情は無かった。

「——、く、ふ、ッはは、ッ、あはははははははははははは!!!!」

そして何かが、ぷつん、と切れた。
堰を切ったように響くそれは、悲鳴。
妹は泣いていた。
泣いていたのだ。

笑いながら、その手に握った銀色の鎌を振り翳し、駆け出しながら。



*****

流ちゃん今日はありあとう!楽しかったぜ!!

ブログを書いてもらったお礼に記念小説ですッ
——フ、こんなもんよ。きり爆


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2013/02/04 19:00
流殿のアルバム写真見ましたぜ師匠!←

なんて世界観があるんですか!!((
素敵ですよ、素敵すぎますよ。真顔ry

なんか糾蝶さんのシリアス系っていうか
西洋系っていうかアリスサークルみたいな小説好きですわ!
見習いたいです←
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2013/02/03 20:34
>流ちゃん

任せなさいふーははは!!ry
チャペルから憎悪の廃墟へとご案内です★爆


wwwしかし続きません!ww 内容が薄っぺらなのです!w
ねえさあああんww
アバター
2013/02/03 20:12
きゃーwwwさすがきゅーちゃん!!仕事が早い!!
そして双子からの発展具合にわろた~w

なんか映画の予告編みたいな終わり方だね!!(キャ―ッ
さて、姉の方は大人しく死んできます!



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