発掘
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/11/05 12:22:48
秋
吐きだされて 流れて 消えてゆく……
神はどっしりと重い木のテ―ブルにもたれ
憂い顔で煙草の煙を吐いているのかもしれない
無造作に人の命を吐いているのかもしれない
煙草の煙ははかないだろうか
自らの存在にすら気付かないほどはかないだろうか
自らのあるべき処まで行きつけぬほどはかないだろうか
吐きだされて 流れて 消えてゆく……
神々の世界では今まさに秋で
神はセンチメンタルになって煙草の煙を吐いているのかもしれない
心に惣うことがあって溜息と共に煙を吐いているのかもしれない
もしかしたらその神は私の顔をしているのかもしれない……
20年以上? 前の、発掘品。
この頃はまさか、ここまで煙草がマイナーになるなんて
思ってもみませんでした〜♪
20年も前だと、もはや自分も他人のよーですな。
すごいね~感動・・・
ちなみに禁煙歴1年生