Nicotto Town



孔雀色のカナリア



先日、たまたま本棚で目について、手元に出しておいたマンガ。
美内すずえ「孔雀色のカナリア」

菊池容疑者逮捕の報道を見ていて、
この話が頭をよぎった。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~dozikko/manga_kanaria.htm
こちらの方が詳細を語っているので、物語の細部ははぶくけれど。

「罪を犯した人間が幸せになってはいけないですか」
菊池容疑者が内縁の夫と、
ウエディングドレス姿の写真を撮っていた・と。
すごく切ないな、と思いながらTVを見ていました。

理由があれば罪を犯しても構わない。
そんなことはないとは思う。
だが、それとは別に。
犯罪者を「ひとりの人間」として見つめると、
「幸せになってはいけないですか」という問いかけが、どうしてもよぎる。
美内すずえのマンガの主人公も、
幸せになりたいがために、双子の妹を殺し、妹に成り代わる。
幸せになりたいだけだったのに、坂道を転がるように
どんどん、これまでよりも不幸になっていく。
その不幸の中でまた、儚い幸福も得るのだけれど・・・。

オーム真理教事件を、私は「時代の病」と感じている。
実は、直接的ではないのだが、私も接点を持っている。
当時、雨後の筍のように大量生産された「新興宗教」の取材協力を依頼され、
雑誌編集業の学生時代の先輩に、高校の同級生を紹介した・といういきさつ。
高校の同級生は、いわゆる
「自分の前世は戦士で、仲間を捜している」という子だった。
その時「オームに潜入する人を捜しているんだけど」と頼まれて・・・
断ってなかったらどーかなってた可能性もあるよね、と思うこともある。

↑は、当時を知っている人間にしか判らないだろうね。
世紀末の閉塞感。来世でなく前世に「今」を求める矛盾・葛藤。
オームに入信し、邁進したひとたちは皆、
当時必死に「幸せになりたい」と願って突き進んだ、その結果なのだろう。


そして、ニコタのお題。
「理想の結婚式」に戻るけれど・・・。
「ウエディングドレス」というものは、
まさに「幸せの象徴」なんだろうなあ・と。
理解はするのに、自分としては全く欠落している、
人の姿を見るのは好きでも、
自分が着るのはかんべんしてっ!! 

なんで自分が「そう」なのか?
自分で持っても全く、理解しがたいところである・と★

アバター
2012/06/07 19:00
彼女は自首を勧められてもしなかったからね、今の生活を守りたかったんだろう
でもその裏で高橋とも連絡を取りあっていた事実もある。
オウムにまだ見張られていた可能性もあるし何とも言えないね

同居人だった人達・・手記とか書くんじゃない?
犯人隠ぴで何年入るか知らないけどさ

占いを信じるとか前世がどうとか言う子は流されやすくだまされやすいからね
アバター
2012/06/07 18:20
20代前半の、何が何だかわからない純粋な女子が、数年変なところに関係してしまって、
普通なら結婚したり子供を産んで しあわせに過ごすはずだった20年近くを
影となって暮らしたのを思うと、同じ女としては 切ないよね。

パルタン ふりふりドレス着たらきっと可愛いよ~。はにかんで~♡
たまに、ギャップ萌えもいいかもよん♡



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