Nicotto Town



応援ありがとう



無事、と言ってよいでしょう。
25日土曜朝、トラちゃんは永明しました。
病院で17歳と聞いた覚えがあるので、
立派な大往生ですm(_ _)m

木曜日夕方に私の部屋に引き取った時、
自力で水を飲み、トイレもし、歩き回ったので、
フローリングで滑らないよう、
いらなくなったベッドパッドやペットシーツを敷いたり、
コンセント類で転けないよう配線を卓上に配したりと、
長丁場を意識して臨んだのですが・・・。
その直後からほとんど立てなくなり、
思いの外早いお別れとなりました。

たった1日半の「間借り人」だったけど、
忘れがたい子になったなあ。

お隣が越してきた頃から、
窓越しに外を眺めている姿をよく見かけていました。
こっちを見ていることもあったしね。
数年前、お隣の事情で一晩だけトラちゃんのお世話をすることがあって、
お宅に上がって薬を飲ませたことがあるんです。
微妙な「初めまして」だったけど、熱烈歓迎してくれたっけ。

金曜日の深夜、仕事から帰る時に
「そういえば部屋にはトラちゃんがいるんだよな」と思ったら、
なんだか楽しかった。
帰って声をかけると、手足をバタバタさせたので、
喜んでくれてるんだなあ・と。
私の座椅子の横を自ら選んでくれたし、
「抱っこして〜」とせがんでくれたり。
今もこうしてPCの前に座っていると、
隣にトラちゃんがいない、膝の上にいないのが、
不思議な感じがするのです。


「Pal」は、私の相棒だった猫の名前です。
2009年の秋に死去。20歳すぎの大往生でした。
私のこれまでの人生で、一番長く「隣にいた」猫です。
寝たきりになった一週間ほど、
当時無職だった私はPalと共に寝起きし、
ブログを書いたりしていました。

苦しいだろうからと寝たままにしておいて撫でてたけど、
今回、トラちゃんがうれしそうに抱っこされているのを見て、
Palの時ももっとだっこしてあげればよかったな・と思ったり。
同じ「トラ」という名の子は事故で逝っちゃったんだよな・とか、
その弟分のキョン太は、トラちゃんと同じような濃い赤トラだったよな・とか、
これまでの猫たちのことが思い出されました。

そんなこんな、心残りのあった子達に「してあげたかった」分を、
トラちゃんにしてあげることができたのかな。
トラちゃんには「ありがとう」と言いたい思いです。


トラちゃんは、眠るように安らかな顔をしていました。
本当に、眠るように息を引き取ったのでしょう。
苦しんだ様子も全くありませんでした。
おかげで、その姿のままお隣へ帰してあげることができました。

トラちゃんの顔を見たお隣さんは、
「殺したくなかったから」と、ぽろりと本音を吐きました。
やはり、私が止める・引き取ることを望んでいたようです。
しかし、それを責められる人はいないでしょう。
私が義母の見舞いに行っている間に、葬儀屋さんの車が来た時、
お隣さんは通りまで見送りに出て、深々と頭を下げていたそうです。
うちの母にも深々と、きちんと挨拶をしたといいます。

愛情を上手に伝えられない、そんな人たちの人生は、
辛い山道のようなものかもしれません。
犬も1匹飼っているのですが、その子になにかがあったとき、
それ以前にも日常で、
今回の気持ちを生かして暮らしていける・・・とは、思えません。
でもほんの少し、なにかは変わってくれるでしょう。
少なくとも「安楽死」などという言葉はもう、
安易に振り回さなくなるはずです。
「死」は、辛い苦しいだけではないと、
感じてもらえたんじゃないかと思っています。

そう、お隣さんは、
様々な意味での「自分の死」をトラちゃんに重ね、
苦しんでいたように私には思えるのです。


最後に、嬉しいご報告を。
義理の母、先週末からICUにいましたが、
一般病棟が空き次第、移ることができるまでに回復しました。
一時は喪服の準備を考えたんですが(そうすると、大抵半目が出るしww

ちょうどトラちゃんを引き取る直前、
見舞いに行っていたのですが、その時はまだ意識が朦朧としていました。
今日(日付的にはもう昨日だな)行くと、
驚くを通り越して呆れるほどに立派な回復ぶり!!
私の聞き返しに素早いツッコミを入れる、
まるで「いつもの会話」のような状況に、一同唖然・です。
強張っていた体も、見違えるように柔軟に。

動物と暮らしていると「こんな不思議」にはよく出くわします。
偶然のはずなんだけど、
そうは執り難い「命をもらった」感覚に出くわすことがある。

本当に「ありがとう」だね、トラちゃん。
虹の橋で待つのではなく、
虹を渡って、またこの世界に帰っておいで( ´ ▽ ` )ノ
もちろん、ゆっくりと休んでからね。


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2016/06/28 21:49
私が生まれるよりも先に家にいた猫の名前がトラちゃんでした
お母さんとトラちゃんの不思議な縁ですね〜
うちのトラちゃんで思い出す最後の映像は母に抱かれている姿です
亡骸をほとんど1日抱いていたような気がします
誰も声をかけませんでした
お母さん回復されて良かったですね
Palさんお疲れ様でした^^
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2016/06/28 19:17
人によって飼い方は様々だもんね
もっとちゃんと世話してあげてよと思うこともあれば
ここまで私はやれるだろうかと思うこともある

自然死、安楽死、その時の状態でどちらがそのこにとって一番良い逝き方かってのもあると思うけど
2匹看取ってから、いつもと同じ1日を過ごさせてやることが一番安心して虹の橋を渡れるんだろうと思ってる
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2016/06/28 09:32
Palちゃん、お疲れさまでした

たぶん、自分の最期に翻弄される飼い主を見るのは悲しいと思うのね
トラちゃんのいろんな自力は、そこを救ってくれたPalちゃんへの
一宿一飯の恩義だったのかな?とか感じました
飼い主が辛くて他へ委ねる、に思うところはあるけれど
責められないって言うのもよくわかる

ともかく、トラちゃんが安らかに穏やかに眠るように旅立つことができてよかったですね
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2016/06/26 23:50
Pal 様、心優しき方・・・。
改めて思いました。

でも~寿命とは言え、死に立ち会うのは辛いわ(涙)。
ワタシにはできないかも・・。
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2016/06/26 15:45
ほんとよかったね^^

Palさんもおつかれさまでした( ^^) _U~~

トラちゃん Palさんのネコちゃんたちとも会って
挨拶してるかもね^^
Palさんは元気だったよー(^o^)丿ってね^^
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2016/06/26 15:40
Palさん、お疲れ様でした。
トラちゃん、きっとPalさんに抱っこされたりして、安らかに逝けたと思います。
でも、本当は飼い主のお隣さんが看取って上げられれば良かったんでしょうけれど。
葛藤が色々とあった事は間違いないのでしょうね。

そして母上の回復、目覚ましいですね。
一緒に暮らしている子が、家族の不調を吸い取ってくれる事って、結構多いみたいです。
もしかしたら、トラちゃんのPalさんへの恩返しなのかもしれませんね。
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2016/06/26 14:45
トラちゃん、Palさんお疲れ様でした。
安らかに旅立って行ったご様子、本当に良かったです。
そしてお隣さんもお疲れ様でした…。
事情は分かりませんがきっと思い悩んでのことでしょう。
死を受け入れることが怖かったのでしょうね。

お母様の超回復に運命的なものを感じてしまいますね。
そんなものが本当にあるのかどうかは誰にも分らない事ですが
きっと、そういう風に考えた方が、みんなあったかい気持ちになれる気がします(。◠‿◠。)
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2016/06/26 13:08
う…

パルさんの深さに思わずぎゅ~~~っと抱き着きたくなった
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2016/06/26 12:54
とりあえず、おつかれさまでした~

トラちゃんもな~がんばったな~17歳だもんな~
お隣さんも~お隣さんなりに頑張ったんだろうけどな~惜しかったな~…

犬もいるのか~…そっか~
…(´∀` ) 
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2016/06/26 12:26
トラちゃんのご冥福をお祈りします・・・。

トラちゃんにとって
命を奪われるのではなく全う出来て
きっと幸せだったでしょうね。

Pal さんお疲れさまでした。
色んな意味で大変だったと思うのでお疲れが出ませんように・・・。
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2016/06/26 11:38
朝、読みに来た時
途中までしか読めませんでした><
今、続きを読んで
やっぱり涙してしまいました
実家で、にゃんことわんこ2回ずつ
旅立ったのを思い出して;;
トラちゃん、幸せだったよね
家族と呼べるペットの死は
やはり悲しいです・・・
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2016/06/26 08:45
うっ、(涙)



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