Nicotto Town



今年2014の旅行(5)

私事で忙しくだいぶ間が空いてしまいましたが、旅行の続きをアップします。




5.ブータン旅行4(パロからティンプーへ)

 パロの街で少し時間を潰したのちティンプー(首都)に向かった。
車の中でガイドさんにいろいろ話を聞いた。

①ブータンは人口が70万人程度で、首都のティンプーは約10万人が住んでいる。
②ブータンの面積は日本の九州位の広さであるが、北側の特に冬虫夏草(漢方薬)
の取れる処などは中国から国境をあやふやにされ約10%の面積が少なくされて
しまっている。
③ブータンの人はほとんどが仏教を信じている。殺生を嫌い肉などは輸入している。
国の中は川がたくさんあるのだが、魚釣りもやらない。
④ブータンの山は岩が多く、植物は松が多い。松ぼっくりが大きい(写真を参照)
⑤ブータンへ新しい野菜(ナスやブロッコリーなど)の農業指導をした「西岡京治」
さんという人がいて、農業の神様と尊敬されてきた。
外国人として初めてブータンから称号「ダショー西岡」を送られている。
そして国葬されている。
⑥言語は「ゾンカ語」であるが、学校では「英語」を教えている。
なぜ英語を併用しているかというと、ゾンカ語は「語彙」が少なく、例えば
ガスなら燃料ガス、酸素などの気体、気体の元素等を「ガス」で表現している。
⑦教育は高校まで?無料で通える。
街には制服を着た生徒を乗せたスクールバスが走っていた。
⑧ブータンには交通信号がない。鉄道も走っていない。
大きい道路の交差点はロータリー式が多く、ティンプーでは何か所か見た。
⑨山と水は豊富であり、水の落差を利用して水力発電が多く利用され、
発電された電力は近くのインドなどに輸出されている。
⑩ブータンの森林は国の政策によって、70%くらいに保持されている。
エベレストに連なる北方の山への立入りは自然保護の観点から制限している。

ティンプーまでの道には近くで取れる果物や焼きトウモロコシを売っていた。
ガイドさんが気を使って一軒の露店から焼きトウモロコシを買ってくれた。
たき火の中に入れて焼いたような感じで、1本の半分食べてみた。
日本のトウモロコシと比べると、あまり甘くなく粒が多少堅かった。
それでもなんとなく昔のトウモロコシを食べている感じで半分食べてしまった。
また、(上の④の)松の話から松茸の話になり、ブータンの松茸の話になった。
この時期に松茸が生えるようで、道の露店で時々売られているとのこと。
何軒目かで松茸が売られていた。一袋購入した。夜の食事に料理してもらえる。
袋の中には形がいいのが10本くらい入っていた。
ガイドさんが買ってくれたので価格はそれほど高いとは思えなかった。
松茸は匂いということで袋を嗅いでみたがあの匂いは全く感じられなかった。

迫っていた山が少しなだらかになり、家がちょっと多くなってきた頃が
ティンプーである。
最初に行ったのが「メモリアル・チョルテン」ここは第3代国王記念仏塔で、
1974年に第4代ワンチュク国王が建てた仏塔です。
敷地に入ると左手に大きなマニ車があり、お年寄りのコミュニケーションの場所
になっている感じだった。
ブータンではこのような場所には正規の服装であることが決められており、
お年寄り達も「ゴ」「キラ」を着用していた。
観光客にも動ぜず会話を楽しんでいるお年寄り、こんな処も幸せな国
と言われているブータンだからかもしれない。

チョルテンからちょっと移動して、昼食になった。場所は宿泊予定のホテル。
ブータンに来て初めての本格的な食事にちょっと期待した。
内容は写真を参照してください。
全体的に肉が少なく米(炭水化物)と野菜中心の食事だった。
インド料理に似ていて、カレーなどのスパイスがない料理という感じである。
主食のコメに各種おかずをかけて食べるようで、そんな食べ方に
慣れていない白人の観光客はあまり量を食べていなかったようである。
ワイフは辛いものが大好きで、青唐辛子と野菜とチーズを炒めたものが
気に入っていた。
仏教国からかもしれないが、野菜中心で動物性蛋白質が足りないと感じた。



http://bluemarine.cocolog-nifty.com/kaidouken/2014/10/post-737a.html


つづく

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2014/10/22 01:30
Maaさん

仏教国のブータンは自国で殺生をしないで、精肉したものを輸入しているようです。
肉を食べないわけではないのですが食事に出てくる量が少ないです。
輸入で価格が高いのかもしれません。
乳製品はチーズはよく使われているようです。
ビールは日本の大瓶の大きさだけで、あとで写真で紹介しますが4~5種類あります。


みいこさん

ブータンは観光地というよりまだまだ準備は不足しているような気がします。
タンパク質としては、牛乳やチーズ・玉子は普通に食べています。
そうですね、ブータンを歩いていて太った人は見ていません。食べ物のせいかも知れません。
精進料理の様なブータンの食事で2日間過ごしましたが、日本に帰ってきて少しの間お腹の調子が良かったような気がします。食物繊維、少ない動物性たんぱく質、減塩などの影響があった気がします。
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2014/10/21 11:11
お写真を見せていただき 観光地に行かれたというよりもブータンの日常を見に行かれたという感じがしました。
お料理も素朴な感じがして普通の家庭料理なのかしらと思いました。
西岡さんのことはテレビで見てよい人素晴らしい人だなあと思いました。
殺生を嫌う考えの人たちはチーズや豆類でタンパク質を摂るのでしょうか。
太った人が少ない国なんだろうなあと想像します。
貴重な旅行記ありがとうございました。
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2014/10/21 00:51
ココログで料理を拝見しましたが、ベジタリアンの料理みたいですね。
肉は、無いのでしょうか?
ブータンの人々、肉、食べないのでしょうねぇ、宗教上のきまりで。
乳製品は、あるのかなぁ?

私は、冷えたビールがあれば、満足です。笑笑




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